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令和3年 予算常任委員会 本文 開催日: 2021-03-09

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  1. 彦根市議会 2021-03-09
    令和3年 予算常任委員会 本文 開催日: 2021-03-09


    取得元: 彦根市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 午前9時28分開議 ◯委員長馬場和子さん)   ただいまから予算常任委員会を開きます。  本日は、5日にお諮りいたしましたように、議案第1号から議案第10号までの各議案のうち福祉病院教育常任委員会所管事項に対する審査の後、本委員会に付託された全議案に対する討論・採決をお願いいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、本日の審査の方法についてお諮りいたします。  本日も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、本委員会に一度に出席する説明員の数を抑えるために、福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算の審査は部局単位でさらに分け、説明員を入れ替えていただいた上で行いたいと存じます。  よって、本日の審査の方法については、最初に、議案第1号および議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、福祉保健部子ども未来部の所管部分に対する質疑を行っていただき、次に、議案第4号および議案第6号の令和3年度各特別会計当初予算に対する質疑を行っていただくこととし、次に、議案第2号の福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、教育委員会の所管部分に対する質疑を行っていただき、最後に、議案第8号令和3年度(2021年度)彦根市病院事業会計予算に対する質疑を行っていただくという形で審査をお願いいたしたいと存じますが、これにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認め、そのような方法で審査することに決しました。  委員各位におかれましては、3月5日、8日に続き、会議規則第108条の「発言はすべて、簡明にするものとして、議題外にわたりまたはその範囲をこえてはならない」という規定を遵守していただきますようお願いいたします。  また、執行部の方々も、質疑の内容をしっかり把握した上で、簡潔明瞭かつ的確な答弁に努められますようお願いいたします。  なお、必要に応じて、彦根市議会基本条例第10条第2項に規定する反問権を行使され、論点整理をしていただきますようお願いいたします。  それでは、最初に、議案第1号および議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、福祉保健部子ども未来部の所管部分について審査を行います。  これより質疑を行います。  質疑はございませんか。  上杉委員。 3 ◯委員(上杉正敏君)   おはようございます。私から2点質疑させていただきます。  まず1点目でございます。予算書145ページ、社会福祉費の中の福祉センター管理運営事業でございます。その中の工事請負費2,447万5,000円、これの内容をお聞かせ願いたいと思います。恐らく何かの修理か何か、工事をされるのかなと思うんですけれども、どういった工事の内容をされるのか、この1点をお聞きします。  もう1点が同じ社会福祉費の161ページ、地域生活支援事業の中の最後に法内扶助費法外扶助費が掲載されております。私が理解しているのは、法内扶助費については国の方からいろいろな補助が出るという意味での理解なんですけれども、この法内扶助費の3,454万7,000円と、それでない法外扶助費が256万8,000円あるんですけど、それぞれの内容をお聞かせ願いたいと思います。  以上でございます。 4 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長
    5 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   おはようございます。ただいま工事請負費についてのご質疑をいただきましたので、その点につきましてお答えさせていただきます。  福祉センター管理運営事業工事請負費2,447万5,000円につきましては、昭和56年3月に建設された福祉センター本館屋上の防水層が経年劣化等により、その機能が低下し、会議室や執務室への雨漏れ被害が発生していることから、これを改修するものでございます。  本館屋上の防水改修につきましては、平成30年3月に策定しました彦根市福祉センター群適正管理計画において、「補修・改善等を要する」D判定となっており、計画に基づき予算計上を行ったものでございます。 6 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 7 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   おはようございます。では、二つ目の質疑の地域生活支援事業のうち、法内扶助費および法外扶助費の内容はということでお答えさせていただきます。  地域支援事業のうち法内扶助費3,454万7,000円につきましては、日常生活用具給付等事業に係る障害児者の日常生活用具排たん補助装置および紙おむつ等の給付に係る費用です。法外扶助費256万8,000円につきましては、成年後見制度利用支援事業に係る後見人報酬助成の費用となっています。 8 ◯委員長馬場和子さん)   上杉委員。 9 ◯委員(上杉正敏君)   1点目なんですけれども、昭和56年に建設されて初めてされるということなんですけれども、もう既に40年たっていて、今回の防水工事によって、あと何年建築の耐久性があるのか分からないんですけど、これはこれで、あと、長寿命化されるということで理解していいんでしょうか。  そして、2点目の地域生活支援事業法外扶助費でされる事業、成年後見制度利用支援事業ということをお聞きしたんですけど、これにも国の補助はあるのか、その辺をちょっと聞かせてください。 10 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 11 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   今回の防水工事の関係ですけれども、本館屋上の防水改修を行うことでの効果についてですが、10年間は効果が維持するものという形で防水改修工事の内容としては伺っております。10年経過後ただちに効果がなくなるというものではないと思いますが、天候などの環境条件において、その後の耐用年数が左右されることから、その後も塗料の塗り直しや点検など定期的なメンテナンスを行うことは必要かと考えております。  なお、長寿命化におけます目標使用年数ですが、福祉センター本館の建物につきましては、目標といたしまして65年以上という形で使用年数、計画供用期間というのを想定しておりますので、あと25年は一応計画供用として使えるものと考えております。 12 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 13 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   成年後見制度利用支援事業後見人報酬助成の分につきましては、これは地域生活支援特別促進事業費補助金のうちの成年後見制度利用支援事業の対象ということになっています。こちらの方は国の補助が2分の1、県で4分の1、市が4分の1となっているところでありますが、国の補助金の方が、圧縮率が60%かかっているところです。  例えば金額が100万円の事業費がありましたら、これの60%で60万円、それの国が2分の1ということで国が30万円ほどで、この30万円の2分の1が県の補助ということで15万円、その差引き残りの分が市の持ち出し分ということで55万円という状況になります。 14 ◯委員長馬場和子さん)   上杉委員。 15 ◯委員(上杉正敏君)   分かりました。  1点目の福祉センター管理運営事業工事請負費の長寿命化について、あと25年はいけるということで、今回40年ぶりにされたということで、これはこれで終わりなのかなと理解しました。  また、2点目の成年後見制度利用支援事業にも、国から圧縮されて、それでも4分の1でこういう制度ができるということを理解いたしました。ありがとうございます。 16 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  小川委員。 17 ◯委員(小川隆史君)   よろしくお願いします。  まず、主要事業の39ページ、地域福祉ふれあい事業の中の災害時避難行動支援者支援制度推進委託ですけれども、これの委託内容を教えてください。  それから2点目でございますが、主要事業の40ページの「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業の内容を教えてください。  それから最後ですけれども、主要事業の45ページの在宅重度障害者支援事業のうち、新規事業医療的ケア児通学保護者支援事業が上がっているんですけれども、この新規事業が実施されるに至った経緯を教えてください。よろしくお願いします。 18 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 19 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   まず、1点目にご質疑いただきました災害時避難行動支援者支援制度でございますが、災害時避難行動支援者支援制度とは、台風や地震などの災害が起こったときに、市役所や消防署、警察などの防災に関わる機関の支援に限界がありますので、すぐに対応することができません。そういう部分につきまして、ご自身やご家族の力で安全な場所に避難をしていただく中で、そういう手助け、もしくは対象となる人に対して支援をいただける人、そういうものを事前に届けていただいて登録させていただくという形の支援者制度です。  この制度に登録いただいた中で、その方々が避難をする必要がある場合には、避難場所へ、その方々に協力いただきながら避難いただくということが目的となりますので、ご理解の方をよろしくお願いいたします。  それと、我が事・丸ごと事業の関係ですが、これは社会福祉協議会の方に委託をしている事業です。この事業は、自助・共助・公助の中で、なかなか公助、制度の中で全て困り事を解決できないような場が生まれてまいります。それにつきまして、地域の中もしくは家族、それから関係者、事業所、地域包括支援センター等と連携をしながら、その方々の課題を少しでも解決していくような形、そういう取組を進めるために執り行っている事業でございます。  具体的には、課題が解決できないような、例えばごみ問題等、ごみ屋敷の問題等が出てきた場合には、そうした課題が出てきた段階で、社会福祉協議会を中心とするような形で関係者が寄る中で、それらのことについて、どのようなアプローチができるのか、どのような支援ができるのか、また、公的な制度の中でフォローすることができないのかどうか等々を協議いただく中で、ボランティアも含めまして関係者が寄りまして、その課題を解決していくと。そのような形で取り組んでおります。  以上です。 20 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 21 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   では、三つ目に質疑いただきました在宅重度障害者支援事業のうち、医療的ケア児通学保護者支援事業新規事業ということで、これの経緯なんですけれども、まず、この事業につきましては、県立特別支援学校に在籍する日常的に医療的ケアが必要な児童・生徒のうち、通学途中に医療的ケアが必要なためにスクールバスに乗車できない児童・生徒さんは保護者の送迎により通学しておられますが、この保護者さんの負担はかなり大きいものであります。その保護者さんに代わりまして、看護師が同乗した運送事業者等による送迎を行うことで保護者の負担を軽減し、通学の支援を図るものでございます。  この事業の実施主体につきましては滋賀県でございます。市は県からの事業委託を受けまして実施するものでございまして、10分の10の補助となっております。  以上です。 22 ◯委員長馬場和子さん)   小川委員。 23 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございます。  まず1点目ですけれども、これは登録制度ということですけれども、委託をされている社会福祉協議会の方が広く皆さんに、この制度に登録してよと呼びかけをされても、なかなか個人情報の関係で情報が集まらないと聞いているんですけれども、それへの対応というのはどのようにされているのか、分かる範囲でお教えください。  2点目でございます。これも社会福祉協議会に委託をされている事業でございますが、例えば地域社会福祉協議会に属さないで活動されている団体さんとか、サークルさんであるとか、例えば地域の老人クラブであるとか、そういう事業活動をされているところの情報の収集であるとか、また、そういう方たちへの事業委託といいますか、そういう部分、社会福祉協議会以外にも委託をするということは、効率的な事業実施、予算の執行として検討されたのかというのを教えてください。  それから3点目でございますが、新規事業、県からの事業ということでございますが、昨年まではこの事業というのは実施されていたのか。それから、この事業を実施することによって、必要な方全員にしっかりと対応ができる状態にあるのかというのを教えてください。 24 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 25 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   対象となる人といいますのが、一応満75歳以上の方のみの高齢者世帯や要介護3、4、5の認定を受けている人、また、身体障害者手帳をお持ちの人というような形が対象となります。この中で満75歳以上の年齢になられた方、到達された方につきましては、名簿の方を作成いたしまして、「こうした災害時避難行動支援者支援制度というのがありますのでご登録をお願いします」というような形での啓発の方を、文書を通じて行っているところです。  委員ご指摘のとおり、なかなか広がっていないという部分につきましては、これは様々な考え方があるんですけれども、例えばご支援いただける方が身近におられる方の場合ですと、たとえ一人世帯であったとしても、登録をわざわざしてこられないということも中にはおられるかと思いますが、そうした方々にも、できるだけ登録をいただきたいということで、自治会等へ参りまして、そこで研修等を執り行ったり、またワークショップを開いたりというような形で、できるだけ幅広く登録いただけるように取り組んでいるところでございます。  手上げ方式となりますので、ご自身が登録を考えていただけないと、なかなか進まないところではあるんですけれども、地域、自治会、また訪問介護、介護事業所等の関わる中でお声がけいただくような形で、少しずつでも広げていくように取り組んでいるところです。  それから2点目の我が事・丸ごと事業ですが、ほかの団体等への委託等を考えてこなかったのかという部分につきましては、社会福祉協議会という組織自身が地域福祉をつかさどる一つの主的な団体であるという形で、社会福祉法の中で取り上げられております。そういう意味で、例えば団体さんというのは一つの目的を持っていろんな活動をされる、老人クラブさんについてもそうなんですけれども、地域福祉という幅広い課題、例えば高齢者の問題もありますし、ひとり親の問題もあるかもしれません。それからひきこもりの問題があるかもしれませんし、先ほど申しましたように、ごみ屋敷等の問題が出てくる場合もあります。そうしたものを包括的な形で取り組んでいく団体というのが、社会福祉協議会が持つもともとの使命という形になってまいりますので、そういう意味で幅広く、例えばボランティア団体ともつながっており、介護団体とも、ある意味連携をするような状況というのを持っている団体ですので、そちらの方が一番そういうことについて関われるのではないかというような形で委託をしてまいりました。  以上です。 26 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 27 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   では、この事業について、去年まで実施されていたのかどうかという点なんですけれども、本市としては、令和2年度までは実施はしておりません。  この事業につきましては、令和元年度に県の方から説明会がありましたが、この事業につきましては、県立の特別支援学校に在籍する子の通学支援というところから、教育の方と福祉の方と両方が窓口になるというところで、教育委員会の方も含めて、福祉と一緒に併せて説明会を聞いたところであります。県の事業がなかなか固まらなくて、各市町もどういうふうに進めていいのかというところで、いろいろと問答もあり、見本の実施要綱がなかなか示されなかったというのが現状です。  ただ、先駆けて県内、令和2年度からやっている市町もございました。彦根市は今年度、整いましたので、来年度の実施に向けて予算要求するものでございます。  それと、二つ目の、必要な方全員に対応することができるのかということなんですけれども、この事業に先駆けて、県の方が医療的ケア児童の実態把握に係る調査をされました。市町の方にも依頼があり、県立の養護学校の方からも実際に通学しておられる児童・生徒の情報を突合しまして人数を出していただいています。県の事業ですので、「対象の児童は誰です」ということで情報はいただいていますので、県との連携によりまして、漏れなく事業の方は使っていただけるものと思っております。  以上です。 28 ◯委員長馬場和子さん)   小川委員。 29 ◯委員(小川隆史君)   1点目でございますが、この事業費305万8,000円ですね。この事業費で、これは非常に大きな大事な事業だと思うんですけれども、十分な対応ができているのかというのを教えてください。大丈夫でしょうかね。  それから2点目でございますが、これは意見でございますが、社会福祉協議会だけが幅広い地域活動をしているわけではなくて、それ以外の団体もたくさんありますし、社会福祉協議会だけが幅広く全てのことを解決できる事業所ではないという点もあるということを理解しておいてください。  3点目でございますが、この事業は、以前からも何とかならないだろうかという意見をよく聞いていたんです。というのは、連れていって養護学校で具合が悪くなったときに、働いておられる親御さんに迎えに来てくれという話があって、タクシーを頼んでも、発作が起こったりすると乗せてもらえないとか、自分が連れていっても、途中、車を止めて何かの対応をしないといけないとかいうので非常に負担が大きかった。何とかならないのかという話をよく聞いていました。  県の方に訴えをしても、なかなか話が通らなかった。今、話を聞いていると、市の中でも県の補助を待たずに市が独自でやっておられたというところもあって、それも含めて、これが県制度になったというところを確認しましたので。これに漏れがないように、今、話を聞くと対応できているということなんですが、無理してそういう補助に頼らずに、自分で何とかと思っておられる方もあるようでございますので、その点の拾い上げをしっかりとお願いしたいと。その辺は100%吸収できているのか、ちゃんとフォローができているのか、その辺の確認はどのようにされたのかだけ教えてください。 30 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 31 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   災害時避難行動支援者支援制度の予算につきましては、主に人件費が大きな金額を占めております。そのほかにつきましては、出前講座やワークショップの開催、それから、先ほど言いました啓発に伴います文書の送付等々の費用となっておりまして、現在のところ、この金額の範囲内で業務の方はやっていただいているところで、今後もっと有効的な形での、例えば登録が広がっていくような方法が、ほかに費用をかける中であるようでしたら、またその部分については今後検討してくることにはなるかとは思いますけれども、現状においては十分にいけるかなと考えております。  以上です。 32 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 33 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   対象の児童・生徒につきましては、具体的にお名前の名簿を頂いているところでございます。医療的ケア児を家族に持つ保護者の方が日々大変だというところは、ふだんから耳にしておりますところでありまして、県の方がようやく制度にたどり着いたというところで、すごく力強いものを感じています。制限は10回なんですけれども、こちらの方を十分に活用していただくように、直接保護者の方にアプローチしていくつもりでございます。 34 ◯委員長馬場和子さん)   小川委員。 35 ◯委員(小川隆史君)   ありがとうございました。  最後に、重度障害者の支援ですけれども、その制限が十分であるのかというのをしっかりと聞き取っていただいて、不具合があれば、また検討していただきたいと思います。ありがとうございました。 36 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  角井委員。 37 ◯委員(角井英明君)   関連質疑なんですけど、災害時避難行動支援者支援制度のところなんですけど、75歳以上で独居でという人で、そういう人を対象に支援をするということなんですけど、そういう人なのに、この支援制度に入っていないというか、登録されていない方が何人ぐらいいるかとか、そういう把握を市はしているのかどうかを教えてください。 38 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 39 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   75歳以上でどれぐらいおられるのかということで、今、手元の方では具体的な数字というのはないんですけれども、全体的な形でいきますと、大体2,100人程度の登録をいただいているような状況です。その中で当然、元気な方もおられますし、先ほども申しましたけれども、近くにご家族なり、協力いただける方がおられるという部分もありますので、全体的な割合でいきますと大体3分の1ぐらいは登録をいただいているような状況かなという感じでは捉えているところですが、まだまだ全ての方が登録いただけるような状況ではないということについては、こちらも理解しております。  以上です。 40 ◯委員長馬場和子さん)   角井委員。 41 ◯委員(角井英明君)   登録できていない方で、独居で、障害があったりとか、75歳以上で登録できていないという方の把握というのはなかなかできないものなんですかね。 42 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 43 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   75歳以上の名簿だけをもって、それぞれの方の事情というものが100%把握できるような状況は現在のところございません。そういう意味で、そういう方々の関係される方、例えば介護事業を受けておられる方でしたら、事業サービスを受けておられる方の中で、もしくは地域包括支援センターの中で把握するもの等々、また、地域の中で民生委員さんがお気づきになられてというような形での中で登録が進んでいくような状況となっておりますので、75歳以上の中で、例えば1人でお住まいの方がどれだけの割合で完全な介護が要るとか、障害をお持ちであるかということにつきましては、データは持ち合わせておりませんので、申し訳ございません。 44 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  辻委員。 45 ◯委員(辻 真理子さん)   小川委員の関連質疑をさせていただきます。主要事業45ページの医療的ケア児通学保護者支援事業でございますが、小川委員の方からいろいろご質疑がありましたが、追加して質疑をさせていただきたいと思います。  今まで本当にこの事業を待っていた方が多くて、初めて予算がつきまして、これは県の事業で10分の10ということで、県の方が支援してくれるんだということは分かりましたが、割と予算は思ったより少ないと思うんですね。123万円しかないんですね。それで、この事業を受けられる人が、医療的ケア児の保護者の送迎に係る負担軽減のための予算が上がっていますが、何人の方が該当しているのかということをお聞きします。  2点目は、運送事業委託料49万8,000円、それから、その49万8,000円の中で、運送委託業者としては医療的ケア児を送迎する資格をお持ちの方がそういうことをしていただけるのかということを質疑します。  3点目は、看護師派遣事業委託料73万2,000円でございますが、看護師さんも保護者に代わって、熟知して、そのようなサポートができるような方を用意していただけるのかと。この3点をお伺いいたします。 46 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 47 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   では、一つ目の質疑にお答えします。  この予算計上されている分の該当の児童・生徒数はということなんですけれども、この事業における対象児童・生徒は5名です。  二つ目の運送委託業者につきまして、医療的ケア児を送迎する資格を有する業者かというところなんですけれども、先ほども言ったように、本事業の実施主体は滋賀県で、市町は県からの事業委託を受けて実施するものですが、対象者は県立の特別支援学校に在籍する日常的に医療ケアを必要とする児童・生徒。通学途中に医療的ケアが必要であり、年間を通じてスクールバスの利用ができないために保護者が送迎を行っている児童・生徒を対象としています。  このため、運送事業者等の選定に当たりましては、一つは移動支援事業者のうち道路運送法の許可等を有する移動支援事業者。二つ目は福祉有償運送事業者。三つ目は道路運送法の許可等を有する運送事業者、これは社会福祉法人であったりNPO、株式会社であったり、介護タクシー事業者等になってきますが、そのうち医療的ケア児の対応が可能な事業者から選定することとなっております。  三つ目のご質疑ですが、この看護師派遣委託事業なんですけれども、これは保護者に代わってそういったサポートをするのかということでしたが、まず、医療的ケアとは、治療を目的とするものではなく、障害に伴って日常的な生命の維持、健康状態の維持・改善のために必要な医療行為であり、医師の指示の下で保護者が家庭で行っている行為のことをいいます。この運送事業者等の車両に同乗する看護師は、保護者に代わって車内で医療的ケアを実施する、見守ることも含めて実施するということでございます。  以上です。 48 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。 49 ◯委員(辻 真理子さん)   ありがとうございました。  1点だけ再質疑いたしますが、先ほど小川委員がご質疑なさった中で、利用回数は10回と聞きましたが、そうすると1人の児童に対して10回が上限だということになりますか。 50 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 51 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   そうです。先ほどお答えしましたとおり、この事業の使用制限につきましては、年間10回を限度とするとなっております。 52 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。 53 ◯委員(辻 真理子さん)   私は、イメージとして年間を通じて毎日、登校下校のときに利用できるんだと描いておりましたし、それにしては予算が少な過ぎると思いましたが。してくださったのはありがたいですけれども、10回というと本当にあまりにも少ないなと思いましたが、一歩を踏み出せたということで、これからまた市の支援とかができればいいかなと思います。ありがとうございました。 54 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  森野委員。 55 ◯委員(森野克彦君)   主要事業の59ページ、ひとり親家庭援護事業の養育費支援事業、新規事業についてお伺いいたします。  令和元年の12月だったと思うんですけど、定例会の一般質問の方で養育費の不払いについて質問させていただきました。当時でしたら、明石市の方で養育費の立替払いであったりとか、あと、滋賀県内でいえば湖南市の方で公正証書の助成の補助であったりとか、保証会社に支払う保証料の一部を補助するなど、そういった支援がある中で、彦根市の方でも養育費の不払いを防止するための対策をしっかりやっていただけるということで、今回の予算に新規事業として入っておりますので、その詳細について少しお伺いいたします。  3万円掛ける15件という記載になっておりますが、大体これは年間どれぐらい対象になる方、15件なので15件ぐらいの件数が毎年といいますか、そのぐらいで全員をカバーできるのかということ。
     二つ目に、この補助金申請に当たって、所得制限などの申請要件があるかどうかについてお伺いいたします。 56 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 57 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   この事業につきましては、数年前から養育費の制度の一歩進めた取組ということで、本市におきましても、他市の状況を鑑みた中で進めているところでございます。  養育費につきましては、子どもの監護・教育をするために必要な経費ということでございますので、養育者の権利でもございますので、本市としても進めているところでございまして、来年度予算につきましては、そういったことを踏まえまして、今までですと離婚前相談とか、児童扶養手当等の年に1回の現況届時等につきまして養育費等の周知等を図っていたところでございます。ただ、養育費の制度等の周知はさせていただいているところではございますが、なかなかいわゆる受給につながっていない等もございますので、さらなる一歩を進めてまいりたいということで、来年度につきましては、公正証書等で記載を要件とされております養育費につきまして、公正証書の作成を大前提として一歩進めてまいりたいなと考えているところでございます。  予算の計上につきましては、お一人様当たり3万円ということでございまして……。    (「簡潔明瞭、的確にお願いします」と呼ぶ者あり) 58 ◯委員長馬場和子さん)   3万円を15件というので十分かということだったと思いますので。経緯は今お話しいただいたので、簡潔明瞭にお願いします。  子育て支援課長。 59 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   この予算の計上でございますけど、3万円ということで一般的な養育費の公正証書の単価の水準ということで、他市の状況も鑑みて3万円ということで設定をさせていただいております。  15件ということで設定をさせていただいております。こちらにつきましても、現在実施しておられます湖南市および甲賀市等の状況、実績等も確認をさせていただいた中で、実際のところ、1件とか2件とかいうことでお伺いをしているところではございますが、本市といたしましては、実態はそういうことであるということは認識した中で、来年度実施されます県が6町の分で経費を持っておられます。そちらにつきましては15件ということで把握をさせていただいておりますので、本市としては対象者15名ということで算出をさせていただいているところでございます。 60 ◯委員長馬場和子さん)   2点目の質疑、申請について。  子育て支援課長。 61 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   申請につきましては、資格要件等につきましては現在、要綱等の作成をしているところでございますが、児童扶養手当の受給者および所得が同手当と同等の方ということと、それから、公正証書等の作成をされている方ということにはなってまいります。  以上でございます。 62 ◯委員長馬場和子さん)   森野委員。 63 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。所得制限があるということでよかったんですね。  この15件の件数に関しても、年間の件数として十分対応できる件数だとお答えいただいたと思うんですけれども、それであれば、例えば湖南市とかでも、もう少し金額は多かったりとかして、公正証書の作成だけではなくて、先ほど申し上げました保証会社に払う初回の保証料であったりとか、もう少し幅広く使えるような補助金の制度になっていたりとかというのもあるので、その辺も、今回はこれで計上していただいていますけれども、もし件数が十分足りる予算なのであれば、そういった幅広く活用できるように検討していただけたらなと思いますけれども、それについての見解だけお願いします。 64 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 65 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   本市といたしまして、まず公正証書の作成ということで第1段階ということで考えております。その中で、いわゆる公正証書を一人でも多く作成していただくということで、債務不履行にならないような認諾つきということにはなるんですけど、そうした条件付ではございますけど、公正証書を一人でも作成していただきました中で、いわゆる養育費の不払いが防止できるようなことで進めさせていただいた中で、そういう周知をして、さらなる保証ということで、他市もセットでされているところもございますが、そちらの保証料の補助ということで、そちらの方の第2段階にも最終的につなげてまいりたいなと考えております。  以上でございます。 66 ◯委員長馬場和子さん)   森野委員。 67 ◯委員(森野克彦君)   ありがとうございます。  初回の段階で、どんどん進めていただけるということで、ありがたく思っています。こういった事業をどんどん進めていただくことで、少しでも子どもたちの生活であったり、学力というのが保障されると思いますので、引き続き対応の方をよろしくお願いいたします。すみません、要望です。 68 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  角井委員。 69 ◯委員(角井英明君)   主要事業の42ページなんですけど、老人保護措置事業についてです。高齢者虐待のときの避難場所かなと思うんですけど、それで35人分が確保されているとあると思うんですけど、どれぐらいの方が利用されているのか。ずっとそこにいられるかどうか分からないんですけど、その後どうなるのかということを教えてください。  それと主要事業の58ページ、家庭児童相談室運営事業なんですけど、去年までは家庭相談員5人でやっていたのが、今年、家庭相談監督員が1人新たに配置されたとあるんですけど、その監督員として1人配置されたその理由を教えてください。 70 ◯委員長馬場和子さん)   介護福祉課長。 71 ◯介護福祉課長(大久保裕次君)   1点目の老人保護措置のお尋ねでございます。  現在の措置人数でございますが、養護の老人ホームのみ措置をしておりまして、12月末現在でございますが33名でございます。  その後どうなるかということでございますが、体の調子も悪くなる方も出てくる場合もございますので、そのまま入院、そこから長期入院という場合もございます。それから、余計介護が必要な状態になられる方もおられますので、例えば特別養護老人ホームの方に措置替えということで生活の場所が変わっていくケースが出てくるようなところでございます。  以上です。 72 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 73 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   家庭児童相談室におきまして、家庭相談監督員を1名増員させていただく理由といたしまして、まず、家庭児童相談室につきましては、児童の養育その他、家庭児童福祉の向上を図るために相談・指導事業を実施しているところでございまして、児童虐待の対象者につきましては増加の状況が続いておりまして、平成25年度につきましては要保護児童が436人でありましたところが、令和元年度につきましては624人ということで、7年で43%の増加となっております。  こうした中で各家庭の分析をいたしましたところ、被虐待児童およびその養育者の疾患とか精神、それからひとり親家庭、経済的な困窮等、複合的な課題を抱えている世帯がたくさんあるということが分かってまいりました。児童虐待が起こる家庭につきましては、リスク要因が複合的な課題を抱えているということで、高度な福祉的支援が必要であるということでございます。  こうした課題を解決するために、他機関との連携というのが必要な要件ということでございますので、組織といたしまして、職員の異動や退職等があった場合におきましても、常に同じレベルでの支援が継続できるよう、課員に対して助言・指導ができる、福祉全般に対して高度な知識と経験を有する職員が必要であるということを感じておりまして、次年度につきまして家庭相談監督員を配置するものでございます。  この役職につきましては、他市の状況……。    (発言する者あり) 74 ◯委員長馬場和子さん)   1名増員の理由は今述べていただいたということで、よろしいかと思いますが。  角井委員、いかがですか。    (「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) 75 ◯委員長馬場和子さん)   答弁はなるべく質疑の内容を把握いただいた上で、的確に、簡潔明瞭にお願いしたいと思います。  ほかに質疑はございませんか。  北川委員。 76 ◯委員(北川元気君)   主要事業59ページのさっきの養育費支援事業で公正証書の補助のものですけど、これは15件、どうやって周知されるというか、そういうふうに考えておられるのかというのを1点お聞かせください。  それから次のページ、60ページですけれども、下の人材確保事業で保育士宿舎借り上げ支援事業補助金というものがあります。これは新規事業になっていますけれども、これの中身をちょっと教えてください。  それから62ページ、保育所一般経費のうちICT化関連経費等、その次のページで幼稚園一般経費、ICT化関連経費、これは保育園と幼稚園の違いで両方ともICT化の関連経費がついていますが、これも詳細をちょっとお聞かせください。 77 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 78 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   養育費の新たな制度等も踏まえた周知方法でございますが、新規の方につきましては、窓口とか電話のお問合せ等につきましては、そういう場で説明をさせていただきますし、あと、定時的な部分といたしまして、毎年8月の児童扶養手当の更新時の現況届等の窓口対応につきましても、現在まだそういう公正証書等の作成をされていない方もいらっしゃいますので、そういう方々に対して周知を図っていきたいなと考えております。  現在、手当受給者および新規の方につきましては、窓口とか問合せ、あと、ホームページ等々で周知を図ってまいります。  以上でございます。 79 ◯委員長馬場和子さん)   幼児課長。 80 ◯幼児課長(前川昌敏君)   まず、1点目の保育士宿舎借り上げ支援事業補助金について説明させていただきます。  こちらにつきましては、国庫補助事業になるんですけれども、どちらかといいますと補助の性質としましては、彦根市よりもっと過疎地のようなところで、もう一つ保育士になかなか成り手がないような地域において、保育士を呼び込むために、法人なり保育所が宿舎を借り上げて、そこに保育士さんに住んでいただいて業務に当たっていただくと。そこの法人が借り上げた家賃を補助させていただくという制度になります。  それから、もう一つ目的としましては、一法人で複数園を運営されているような園において活発的な人事異動をしていただくことで、それぞれ地域によっての保育に質の違いがありますので、他市町でやられている先進的な保育を、異動してきた職員がまた異動先で取り入れて保育の質を上げていくと。本市におきましては、そういった全国展開されている法人もございますので、そういう人事異動に対応して法人が借り上げる家賃、それから、最初に申しました保育士不足に対応するための借り上げた家賃の補助を予算計上しているところでございます。  2点目の保育所、それから幼稚園でのICT化につきましては、保育士不足の原因、保育士が離職する原因の大きな理由の一つに業務の負担というものがございます。その負担につきましては、保育士の長時間労働ですとか、様々な指導計画の作成でありますとか、登降園の管理、保護者の対応等がございます。そこの部分を、ICT化を進めて効率的に業務に当たっていただくことで長時間勤務を減らす、それから、効率的にそういった資料の作成をしていただくような形で、本年度、実は業者に頼みまして、保育所2園と幼稚園1園で実証実験をさせていただいています。  その中で各園、当然、園の運営においてシステムを活用する内容が異なってきますので、その辺をしっかり、今、実証実験の中で、例えば登降園管理につきましても、取り入れたいという園と、これは必要ないなという判断をしている園とがありますので、また新年度予算、これをお認めいただきましたら、各園ごとに、しっかり園長の判断、園長と相談する中で、システムの中でどういったものを使っていきたいかということを決めていきたいと考えております。  具体的にもう少し申しますと、保護者への連絡ですね。緊急を要するような連絡も一括で配信できますし、あとは、先ほど言いました日案、週案、月案というような子ども一人ひとりの計画を立てています。それについても、今、手書きからようやくエクセル、ワードを使うレベルになってはきているんですけれども、それをさらに、システムを使って効率的に進めると。  それから、あとは登降園管理ですね。保護者の方から「今日お休みします」とか「遅れます」ということも、朝の忙しいときに電話がじゃんじゃん鳴るわけですけれども、それについても各保護者のスマホからシステムの方に連絡が行くということで、そこの保育士の対応が省けることで朝の準備が非常に楽になるという声も聞いております。主にそういったところでシステム化を進めていって、保育士の負担軽減を図るというものでございます。 81 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 82 ◯委員(北川元気君)   ありがとうございます。  まず、養育費支援事業なんですけれども、窓口でと児童手当の郵送のときにとかという折を見てお知らせいただけるということで、窓口というのは、例えば離婚届を渡すときとか、そういうときなんですかね。そういう理解でいいんでしょうかというのが一つ。  宿舎借り上げの補助なんですけど、この補助率とか額とかというのをちょっと教えてください。  それからICT化関連経費で、これ、ずっと僕は求めてきたというか、早くやってくださいということで何度も申し上げてきたことで、やっとついて本当によかったなと思うんですけれども、今聞いた話ですと、各園によって、どういうICTの活用ができるのか、まだ具体的に決まっていない。これは言葉を返せば、各園によって活用できるところとできないところで、やっぱり格差が出てきてしまうのかなというのもありますし。  あと、現場の先生からお話を伺っていますと、例えばお菓子とかPTAのお金とか絵本とか、そういうものって、いまだに現金で保護者さんから直接受け取ったりしているんですよね。このコロナ禍で、そういった非接触のことがうたわれている中で、今こそやっぱり、こういうところも進めていただきたい。キャッシュレスとか口座引き落としとか、それぐらいはやっぱりやっていただきたいなと思うんですけれども。このICTの関連の経費の中に、そういうことも考えておられるのかどうなのかをお聞かせください。 83 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 84 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   窓口につきましては、主たるところといたしまして、手当等の受給、それから現況届等の対応をさせていただいております福祉センター、子育て支援課でございますが、あと、チラシ等につきましては、市民課とか支所・出張所の方にも今、一つ配布させていただいておりますが、引き続き配布を継続して行いたいと思いますので、手続の窓口につきましては、あくまでも子育て支援課の案内の下で、チラシ等も配布させていただきたいなと考えております。  以上でございます。 85 ◯委員長馬場和子さん)   幼児課長。 86 ◯幼児課長(前川昌敏君)   保育士宿舎借り上げ支援事業補助金につきましては、家賃の上限4万7,000円に対しまして4分の3ということで3万5,000円の補助を考えております。実質の家賃が4万7,000円よりも低ければ、掛ける4分の3ということで3万5,000円よりは安くなるということでございます。  それから、保育所、幼稚園のICT化につきましては、今回につきましては、第一の目的は保育士の負担軽減というところにございましたので、今、委員おっしゃいましたようなキャッシュレスでありますとか、コロナ対応というところまでは考えておりません。ただ、システムの中には請求管理ができるというメニューもございますので、そこら辺につきましては導入のときに現場の声も聴きまして、それが負担であるということでしたら当然、採用させていただきたいと考えております。  それから、各園にばらつきというご心配ですけれども、園任せではございませんので、しっかりそれは園長とこちらとで協議をしまして、必ずこれは入れるべきだという部分については、幼児課が主導してでも入れていくということは考えておりますので、極力ばらつきがない、特色というものは出していくべきだとは思いますけれども、その辺でばらつきは、できるだけ抑えていきたいと考えております。 87 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 88 ◯委員(北川元気君)   1点目、2点目については分かりました。  3点目のICT化の話ですけど、キャッシュレス化にして、お菓子とかPTAとか絵本のお金なんかを個人的に持ってきてもらうようにしないというのは、何もコロナ対策のためだけではなく、保護者さんの負担軽減だけではなく、やっぱりお金の管理をする職員さんの手間というのがあるので、そこも削れることだと思うんです。むしろこの話は僕、先生側の方から話を聞いた内容なので、ぜひともそれは検討していただきたいし。  あと、いまだに園の報告書で判こを押さないといけなかったりとか、そういうことも今回のICT化の中で削っていけるでしょうし。  ということと併せて、今、会計年度任用職員さんが各園3人ずつですかね、延長保育のところを持っておられるという話を聞いたんですが、それも各園によって子どもの数も違うわけですよね。なのに、一律で会計年度任用職員さんが3人ずつになってしまっているということは、全然仕事量が全く違うわけですよね、その園によっては。そういったアンバランスなことを、もっと今回のICT化を契機に、負担が多いところにはやっぱり人数をしっかりかけていくとか、そういった形で全体的な仕事の効率化というのを図っていくというのが大事ではないかなと私は思うんですが、その点は。今いろいろ申し上げましたけれども、何か見解がありましたらお聞かせください。 89 ◯委員長馬場和子さん)   幼児課長。 90 ◯幼児課長(前川昌敏君)   今、実証実験を始めるに当たっても、各園から当然、何が負担かということは聞いた上で進めているんですけれども、今、委員おっしゃいました、そういった保護者から実費徴収のような集金をさせていただく部分についての声が、こちらには届いていないのが事実です。もしそういった声を聞かれているようでしたら、またお教えいただきたいと考えております。  それから、延長保育等に当たる会計年度任用職員につきましても、パートタイムの勤務になりますので、これについては各園が要求している人数になりますので、一律に幼児課が決めているものではございません。いずれにしましても、もし各園からの声が幼児課に届きにくいということであれば、それはそれで別の問題がありますので、しっかりとその辺は園長と協議して進めていきたいと思いますので、ご理解いただきますようお願いします。 91 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 92 ◯委員(北川元気君)   分かりました。ぜひよろしくお願いします。私の方も、聞いたら適宜上げていきますので、よろしくお願いします。 93 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  獅山委員。 94 ◯委員(獅山向洋君)   1点だけ、この主要事業の45ページの上から2段目に拡充事業として、はじめての手話講座の開催というのが入っているんですが、この拡充されるのはどんな内容か教えていただきたいんですが。 95 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 96 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   はじめての手話講座の開催というものが拡充で上がっていますけれども、手話講座につきましては、奉仕員養成講座の方で前期、後期と2年に分けまして手話奉仕員を養成するという講座を当課でやっているんですけれども、今回のこのはじめての手話講座につきましては、2025年に国スポ・障スポを見据えまして、手話のボランティアの方が多数必要になってくるというところもあり、その思いもありまして、障害者理解も含めて開催をしようとするものでございます。  実は令和2年度、今年度に奉仕員養成講座がコロナの関係で長期の開催ができなかったこともあり、手話の必要な方への理解が今年度できないというところもありまして、今年度、単発で4回の講座を2回、昼と夜に開催をさせていただいたところであります。申込者もとても多く、かなり皆さんの受講意欲も高く、とても効果があるなと思いましたので、これを定期的に開催できないかなと思いまして、地域福祉活動推進事業の中に計上させていただいたものでございます。 97 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 98 ◯委員(獅山向洋君)   それで、地域福祉活動推進事業ということで141万3,000円と書いてあるんですが、この手話講座関係では大体幾らぐらい見込んでおられるのか、ちょっと教えてほしいんですが。 99 ◯委員長馬場和子さん)   障害福祉課長。 100 ◯障害福祉課長(北沢則子さん)   はじめての手話講座に関しましては、彦根市の聴覚障害者協会の方に、直接講師依頼をしまして、その講師謝礼に係る経費になっています。この謝礼分がお一人1時間で3,100円で、2時間でありまして、13人の講師を昼、夜2回しますので2回ということで、金額は16万1,200円です。 101 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  辻委員。 102 ◯委員(辻 真理子さん)   森野委員の養育費でお尋ねになりました関連質疑ですけれども、公正証書作成の費用の補助金が1人3万円で15件と、いろいろご質疑なさいましたが、その中の答弁で、公正証書というのは、すなわち離婚する前にお互い取決めをして、離婚届を提出するまでに完成して、そして離婚に臨むと理解しているんですが、先ほどは児童扶養手当を既に受給している方にも公正証書を作るというような説明があったと思うんですが、ちょっとはっきりは分かりませんが、もう一度、その点は、公正証書の作成に当たっては、離婚届の前にきちっとしておかなくてはいけないということがあると思うんですが、お尋ねいたします。 103 ◯委員長馬場和子さん)   子育て支援課長。 104 ◯子育て支援課長(林 一郎君)   公正証書の作成につきましては、離婚前相談等で養育費の関係で、そうなれば公正証書を作成されてというような流れになるのが一般的でございますが、子どもの監護ということで、養育費につきましては子どもの成長に伴ってという部分で見直しが必要な場合もございます。おのおのの生計の部分で養育費の額面の見直しということもございます。  そうした中で、最も多いのはもちろん離婚前のタイミングではございますが、離婚後におきましても、公正証書の作成等で養育費の見直しをされるケースもございますので、そういう部分も踏まえて、一応この制度につきましては対象ということで考えております。 105 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。
    106 ◯委員(辻 真理子さん)   この件は、また福祉病院教育常任委員会で、もう少し深くしたいと思います。  それでは、もう1件あるんですけれども、生活扶助支給事業というもの、主要事業としては41ページでございます。生活保護というのは、コロナ禍のときに菅総理大臣が「最終的には生活保護がある」という発言をなさいまして物議を醸したということがございますが、生活保護費等給付事業に13億500万円というとても高額な予算がついておりますが、これは4分の3が国からの補助事業で4分の1が市町と理解しております。全体として昨年度から6,100万円ぐらい増加しておりますが、これはやっぱりコロナ禍でやむを得ず生活保護という方法を取らなくてはいけなくなった方があるということで増額の予算になったのかということをお聞きしたいと思います。  それから、医療扶助費の中で6億9,869万9,000円、大変高額なんですけれども、この医療扶助費、高額なことがいいとか悪いとかを言っているわけではございません。大変高額なんだけれども、この内容について分かる範囲で結構ですので、どういう医療行為があって、この金額になるのかということをお尋ねしたいと思います。  それから、その説明の一番下の方に、「生活保護世帯の子どもの自立助長を促進するため、高校等を卒業し大学・専門学校等に進学することに係る新生活の立ち上げ費用として進学準備給付金を支給する」進学準備給付金190万円となっていまして、これの支給事由という中に「大学等進学者に一時金を支給する」、その後、進学者は世帯分離されて生活保護費から外れると書いてあるんですが、大学に進学したいと思われて、大学進学することが決まったという後は、1回限り190万円というのを差し上げたら、あとは面倒を見ないみたいな書きぶりのように思うんです。また、その190万円というのはお一人の金額なのか、何人かを見込んでおられるのか。非常に大変な状況でも大学に行きたいという方にとっては、とてもいい政策だと思うんですが、その辺をご説明いただきたいと思います。 107 ◯委員長馬場和子さん)   社会福祉課長。 108 ◯社会福祉課長(桂田 浩君)   生活保護費の総額が増えている件でございますが、委員おっしゃるとおり、令和2年度については、新型コロナウイルス感染症の影響で雇用状況もまだまだ回復するような状況とはなっておりませんことから、11月の補正におきまして、生活保護費については増額要求をさせていただいたところであり、その金額を鑑みながら今年度につきましては予算要求を行わせていただいたところ、この金額という形で予算要求をさせていただきました。  医療費につきましては、おっしゃるとおり、大きな金額でございます。これにつきましては、個々の医療状況についてはデータがございませんので、簡単に申しますと、被保護者が病院にかかられた費用ですね。これにつきまして100%保護費の方から支給をいたします。その関係で、例えば手術等を行われた場合には当然高額な費用ともなりますし、また、インフルエンザ等が流行すれば、その費用についても当然かかってくるような形となりますので、その部分の100%の費用を見た場合に、積算上この金額となってきたということでございます。  それから、進学準備給付金につきましては、おっしゃいますとおり、大学への進学等々につきまして、1回限りと申しますか、進学時におきまして出身世帯にそのまま残られて進学される場合、それから別のところへ、アパートなり何なりを借りて進学される場合によりまして金額を分けております。この部分として、同居の世帯の中から通われる場合についてはお一人様10万円、それからアパート等を借りて独立した世帯になられる場合につきましては30万円という形で、合計190万円のうち同一世帯の方が一応4人、それから別世帯でお住まいの方が5人と。これにつきましては、今年度の進学状況を、高校を卒業されるという状況を見ながら予算要求の方は行わせていただきました。  おっしゃいますとおり、世帯分離の方をさせていただいて、大学生の方が勉強を進めていかれる中で、当然アルバイト等で、これは一般世帯でも一緒だと思いますけれども、アルバイト等をして勉学に励まれる部分について、もし同一世帯の中でという形になってまいりますと、その部分が収入として、やっぱり判定される部分等々も出てくることもあります。一応高校までにつきましては扶助費の範疇で基本的には見ているわけですけれども、大学からの進学の部分につきましては、基本的に学習支援費の関係とか、教育扶助の関係からはちょっと外れてまいりますので、そういう意味で世帯としては分かれてくるわけですけれども、その後、大学生の方がいろいろな事情の中で、例えば1人で生活できないというような形になってまいりましたら、また生活保護等の申請等は出てくるかと思いますけれども、なかなかこれは大学を続けてという話になりますと、そこにはちょっと難しい面が一般的には考えられると思いますが、できるだけその後の部分についても、被保護世帯についての関わりは持っておりますので、続けて考えてまいりたいとは思います。 109 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 110 ◯委員長馬場和子さん)   なければ、議案第1号および議案第2号の福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、福祉保健部子ども未来部の所管部分に対する質疑はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                                 午前10時49分休憩                                 午前10時58分再開 111 ◯委員長馬場和子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第4号令和3年度(2021年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算、議案第6号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計予算について審査を行います。  これより質疑を行います。  質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 112 ◯委員長馬場和子さん)   なければ、議案第4号および議案第6号に対する質疑はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                                 午前10時59分休憩                                 午前11時02分再開 113 ◯委員長馬場和子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第2号の福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、教育委員会の所管部分について審査を行います。  これより質疑を行います。  質疑はございませんか。  上杉委員。 114 ◯委員(上杉正敏君)   それでは、1問だけちょっと質疑させてもらいます。  今定例会の個人質問でもさせていただいたんですけれども、予算書の313ページ、社会教育費の中の地域学校協働本部事業でございます。本年度656万円計上されております。例年とほぼ変わらないと思うんですけど、改めて学校支援事業委託料、これについてちょっと教えていただけませんでしょうか。 115 ◯委員長馬場和子さん)   生涯学習課主幹。 116 ◯生涯学習課主幹(磯崎久和君)   地域学校協働本部事業、そこに656万円とありますけれども、そのうち7中学校と若葉小学校、8本部に委託しますのが、本部事業といたしまして305万8,000円、地域未来塾といたしまして308万9,000円となっております。 117 ◯委員長馬場和子さん)   上杉委員。 118 ◯委員(上杉正敏君)   今の中で二つあったと思うんですが、未来塾の方をもうちょっと詳しく言ってもらえませんか。 119 ◯委員長馬場和子さん)   生涯学習課主幹。 120 ◯生涯学習課主幹(磯崎久和君)   地域未来塾といいますのは、子どもたちの学習を支援するという取組で、放課後ですとか、長期休業に地域の方にご支援いただいて子どもたちの学習を支えていくものでございまして、全部で7中学校と11小学校が実施するということになっておりまして、その分の主に謝金になりますけれども、合計で308万9,000円ということになっております。 121 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  黒澤委員。 122 ◯委員(黒澤茂樹君)   私も1点だけお伺いします。  主要事業の114ページ、予算書の330、331ページです。彦根城博物館管理運営事業の中の彦根城能等開催事業についてですが、これは拡充ということになっていますけど、今、コロナウイルス、今後どうなるか分かりませんけれども、このような状況の中で拡充される内容とか、実際の具体的な開催の回数とか、その辺を少し具体的にお話しいただけますでしょうか。 123 ◯委員長馬場和子さん)   彦根城博物館管理課長。 124 ◯彦根城博物館管理課長(山本明彦君)   それでは、彦根城能についてお答えをさせていただきます。  まず、この彦根城能の開催事業につきましては、城内にございます大名家御殿の、能舞台としては現存唯一の遺構でございまして、この貴重な文化財を活用して伝統芸能を体感することができる稀有な文化活動として、博物館の開館以来ずっと続けて実施をしているものでございます。  来年度予定をしておりますのは、能の公演を1回と、その日にいわゆるワークショップ的な、ちょっとコンサート形式のものを併せて実施したいと考えております。  事業費がこの令和2年度から上がっている理由は、令和2年度はコロナウイルスの関係で中止をいたしましたが、狂言の公演をする予定でございました。能と狂言とを各年、それぞれ1回ずつの予定ということで続けているわけですけど、狂言と能とでは出演いただく方の人数も、内容とかも大分異なってまいりまして、それによって経費が令和2年度よりも令和3年度が上がっているということでございます。  コロナ禍で行うということにつきましては、冒頭申しました、博物館としては稀有な文化活動として、博物館の根幹をなす重要な事業と考えております。歴史文化都市彦根のイメージを発信する絶好の機会と捉え、コロナ禍の彦根を盛り上げるためにも、感染拡大防止対策を講じた上で実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。 125 ◯委員長馬場和子さん)   黒澤委員。 126 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。  もう少し詳しく教えてほしいんですけど、公演回数は1回で、観覧者は大体何名程度の方が観覧になるんでしょうか。 127 ◯委員長馬場和子さん)   彦根城博物館管理課長。 128 ◯彦根城博物館管理課長(山本明彦君)   1回の公演で予定をしておりますのは、正面席を100席、横から見る脇の席を20席。これはちょっと密になるのを考えて席数を半分と見込んで考えておりまして、その収入としては71万円を見込んでおります。 129 ◯委員長馬場和子さん)   黒澤委員。 130 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。  収入の割には経費が高くつく事業だなということが分かりました。ただ、彦根の伝統的な価値を続けるということでございましたので、十分にコロナウイルスに注意していただいて、できるだけ彦根市民の方に見ていただけるように、またよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 131 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 132 ◯委員(北川元気君)   主要事業108ページの教育の質の向上・働き方改革推進事業で新規で上がっていますICT支援員配置事業847万円ですけれども、これの支援員配置の委託料の詳細について教えてください。  それから112ページ、荒神山自然の家管理運営事業ですけれども、これは委託して管理をされて運営するということで、令和3年度でこれだけの金額を使って、どれぐらいの収入を見込んでおられるのかとか、どういった効果を見込んでおられるのかとか、お聞かせください。 133 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 134 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   このICT支援員ですけれども、各小・中学校にGIGAスクール構想で導入されましたICT機器を活用していくために、各小・中学校に派遣するというものでございます。授業における支援、また教員への講習などをサポートする、そのような役割を担っていただきたいと考えております。  具体的には、授業におけるICT機器の接続、また点検、授業の事前の準備などのほか、ICT機器の操作支援、また授業支援ソフトなどの活用方法などについての支援を行っていくものでございます。 135 ◯委員長馬場和子さん)   生涯学習課長。 136 ◯生涯学習課長(久保田雄介君)   荒神山自然の家についてお答えをいたします。  まず、来年度の収入をどれぐらい見込んでいるのかということにつきましてでございます。こちらにつきましては、宿泊ですとか、施設の使用料の収入がございますので、こちらの方で、予算書の45ページになりますが、荒神山自然の家使用料というところで820万7,000円の収入を見込んでおります。  それに対しまして、どれぐらいの効果をということでございますが、荒神山自然の家に指定管理制度を導入いたしまして、令和元年度からということで、今年度は2年目、来年度が3年目でございます。  令和元年度、昨年度につきましては、まず直営時代にやっておりました事業をとにかく適正に引き継ぐというところに主眼を置いて取り組んでいただいておりました。2年目を迎えます今年度につきましては、1年の経験を踏まえて、指定管理者独自の事業、色を出していただくということで取り組んでいただく予定をしておりましたが、コロナの状況ということもございまして、年内の事業はできないという状況で、貸館を中心にされておりました。  来年度につきましても、コロナの状況がどういった形になるか分かりませんが、指定管理者のノウハウを生かしていただきながら、独自の事業、今年度でも新たな取組として陶芸教室なんかをやっていただいたりですとか、来年度につきましても新たな事業を検討されているということですので、そういったノウハウを生かして十分効果を発揮していただきたいと考えております。  以上です。 137 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 138 ◯委員(北川元気君)   ICT支援員配置ですけど、これはいつからいつ頃までなんでしょうか。あと、各小・中学校それぞれ1名ずつという認識でいいんでしょうか。  それから荒神山自然の家で、コロナ禍で大変で、新しいことをなかなか始めにくいとは思うんですけど、これだけの費用をかけているので、何もできないよねで終わらせるのは非常にもったいないと思うんですけれども。何か、これから市側と指定管理者、業者側とで考えていかれるんだと思うんですけど、それだけだとちょっと我々、これを判断するには、もう一つ何かが欲しいんですよね。こんなことをやろうと思っています、考えています程度でもいいので、陶芸とか1個出ましたけど、それ以上、もうちょっと踏み込んだ前向きなお話を聞かせていただければと思います。 139 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 140 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   今ご質疑いただきました派遣期間ですけれども、来年度、令和3年5月から年度末の3月までを予定しております。  また、各小・中学校1名とおっしゃったんですが、この各校への派遣計画につきましては、各校の要請なども鑑みながら、基本半日単位での派遣を考えておりまして、また、訪問回数につきましても週1回程度と現在考えているところでございます。 141 ◯委員長馬場和子さん)   生涯学習課長。 142 ◯生涯学習課長(久保田雄介君)   先ほど答弁させていただきましたように、来年度につきましては、今年度実施しようと思っていたことを、コロナの影響もありますが、引き続き実施をしていくというところで、新たな取組といたしましては、今年度から始めております陶芸教室もございますし、もう一つは、生涯学習課の事業として行っておりましたサイエンスプロジェクト事業の一つでありますロボット講座、これを荒神山自然の家の自主事業として来年度から取り組んでいただく。場所も提供していただいてということで、新たにこちらからお願いして指定管理の中でやっていただくというところもございます。  また、受けていただいているのが高木造園・技研の共同体というところで、独自のノウハウを生かしながら施設整備、荒れていた溝を自分たちのノウハウで、直営で整備し、蛍が呼べるような溝というか、小川にするということも、独自のノウハウを生かして取り組んでおられます。これは直営ではなかなかできなかったことだと思いますので、そういったこと。それと荒神山自然の家と荒神山公園、それから子どもセンター、そういったところも同じ事業者が受けておられますので、そういったところの連携といったことも含めて効果を発揮していただきたいと考えております。 143 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 144 ◯委員(北川元気君)   ICT支援員の方ですけれども、5月から3月まで半日で、いろいろ配置計画を立てて、大体週1回ぐらいの計算だということは理解をしましたが、GIGAスクール、実際に端末が入って、今、運営されている状況ではないんでしたっけ。まだなんですかね。言ったらスタートアップのときって一番手がかかったりすることだと思いますし、今の説明ですと5月からになっていて、半日でこんなことがスタートアップのときに大丈夫なのかなという、ちょっと心配が、聞いていて思ったんですけど、それについてはいかがでしょう。  それから荒神山自然の家ですけれども、そういう整備とかサイエンスとか、いろいろ考えておられるということは理解しました。ただ、これだけの費用をかけ続けている荒神山自然の家の事業について、やっぱりしっかり費用対効果を考えながら、これからどうしていくのかみたいなことを、今年度も、毎年検討されているとは思うんですけど、その点、市長、これ、どういう判断で継続するという形になったのか。今後については市長、どのようにお考えなのか、お聞かせください。 145 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 146 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   まずもってGIGAスクールの今の現状ですけれども、導入をし始めておりまして、中3、小6について使い始めている状況にございます。今、おっしゃったように、5月からと私が申したことについてなんですが、学年が変わる段階で、機械を動かすとか、設定の再設定とかということも業者の方に委託しているところでございますので、実際に使い出せるのが4月当初からはちょっと厳しいということも含めて、5月からの支援員ということをまずもって考えているところです。  また、スタート時にこれで大丈夫かというご質疑、そのとおりで、今、導入に当たりまして、各校の推進員の教員を集めての研修を進めさせてもらっております。その教員から各校で広めると、使っていくというような形で今スタートを切り始めているところでございまして、次年度につきましても、そのリーダーとなる教員を中心に進めていく。そのときに少しでも支援ができるようにということでの支援員と考えておりまして、限られた時間ではありますけれども、サポートするための窓口も考えてはおりますので、支援員としては違いますけれども、そういう形で学校の推進員が進められるようにということで取り組んでいきたいと思っております。 147 ◯委員長馬場和子さん)   市長。 148 ◯市長(大久保 貴君)   荒神山自然の家の件につきましては、県から移管をされた頃からの事情をよくご存じの方がたくさんおられると思いますので、これまでの経緯は割愛させていただきますが、いろいろと考えさせていただいて、民間のノウハウを生かした運営に切り替えさせていただきました。それの契約の最終年だと認識をしております。  昨年から今年にかけまして、コロナ禍であって、十分その民間のノウハウを発揮していただくに至っていないのではないかという思いも持っておりますので、そこもしっかり踏まえながら、次期の契約につきましては今年、十分検討してまいりたいと考えております。 149 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員。 150 ◯委員(北川元気君)   ICTの方ですけど、タブレットの導入も大分遅れてしまって、このコロナでいつ学校が止まってしまうかもわからない。だから、一日でも早く家にタブレットを持って帰れるような状況を整備しようという中で、ここへ来て結局5月になってしまったり、5月からということは多分、実際に子どもたちがそのタブレットを使って学べるようになるのは、もっと後になってしまうのかなと思います。答弁としては理解しましたので、その点しっかりと、漏れとか、そういうのがないようにくれぐれもお願いします。  それから荒神山自然の家ですけど、今年1年しっかりと考えて、次どうするかという感じの答弁だということで認識しましたので、分かりました。ありがとうございました。 151 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  角井委員。 152 ◯委員(角井英明君)   1点目ですけど、北川委員の関連質疑、今のICTのことなんですけど、支援員を募集するということなんですけど、どういった形で募集をするのかを教えてください。  二つ目なんですけど、主要事業の106ページ、学ぶ力向上推進事業なんですけど、その中に「全国学力・学習状況調査の過去問題や」と、それを使ってとあったんですけど、これはどういうことなのか、もうちょっと詳しく教えてほしいなと思います。  三つ目が主要事業の107ページ、小一すこやか支援員配置事業についてです。去年と同じように9月末までということなんですけど、現場の方では、もうちょっと延ばしてほしいという声もあるので、そこら辺についてどう考えるのか、見解をお願いします。 153 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 154 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   3点ご質疑いただきました。
     まず1点目です。このICT支援員の募集の仕方ですが、委託による配置を考えておりますので、委託業者に配置したい委託状況をお伝えさせてもらって、それを受けて委託先を決めていくという形での配置を考えております。  2点目、学ぶ力向上推進事業の中の主要事業に書かれているこの部分でご質疑いただきました。ガッテンプリント、また全国学力・学習状況調査の過去の問題等々を活用して、子どもたちに今つけなければならない、つけたい力が表されている問題がこの学力・学習状況調査の問題であり、それを基に再度作成されたガッテンプリントであると捉えておりますので、それらの資料を配布することによりまして、各校での取組に生かしてもらうというような取組でございます。  3点目、小一すこやか支援員の配置期間についてです。委員おっしゃるように、4月から9月という形で配置をしたいと考えております。やはり就学前から小学校1年生になって、なかなか落ち着いて学習に取り組めなかったりだとか、じっと座っていられない、横についた方がよいということでの子どもたちに対する支援をということで、この小一すこやか支援員を考えております。  ということで、まずもって、年度当初から夏休み明けまでの期間に配置させていただくことで、スムーズなスタートが切れるようにということでの配置期間であると捉えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 155 ◯委員長馬場和子さん)   角井委員。 156 ◯委員(角井英明君)   一つ目なんですけど、委託の形でということなんですけど、委託して、もし支援員が集まらなかった場合はどうするのかということと。  二つ目の全国学力・学習状況調査の過去問題をやるということ、何か全国でも過去問題をやるという流れというか、そういう動きがたくさんあるみたいに聞いているんですけど、2016年、点数ばかりにこだわらないで、それはちょっとおかしいのではないかということも文部科学省も言っていますし。弱点補充プリント、ガッテンプリント、これは市で作っていると思うんですけど、こういう形でやるのはいいのかなと思うんですけど、学力・学習状況調査の過去問をやるのはどうかなと思うので、もう一度その見解をお願いします。  小一すこやか支援員の配置事業なんですけど、2017年のとき、学校教育課長が「2学期は運動会が終わっても校外学習など行事がある。きめ細かな支援が必要。次年度は2学期末まで」ということで、2018年度は2学期末までやられました。さっきもおっしゃったんですけど、子どもたちの様子も変わってきていますし、本当に現場の先生の苦労は大変だと思いますので、せめて2学期末まで延長してほしいなと思います。これは意見です。 157 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 158 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   まず1点目の委託をして集まらなかったらというご質疑ですけれども、集まるように要綱等をしっかりと見極めて、業者の方に情報を提供していきたいと考えております。  また、過去問をやるやらないという捉まえ、点数を取るためという捉まえではなく、先ほども申しましたけれども、今、子どもたちにつけなければならない、つけたい力を表しているのがこの全国学力・学習状況調査の問題であるという捉まえから、このような力をつけるためにということで過去の問題を教材として活用していくという意味ですので、あくまでもそのように捉えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  ガッテンプリントですが、市というか、県が作っているもので、それを市のホームページ等で活用できるようにさせてもらっているということです。 159 ◯委員長馬場和子さん)   角井委員。 160 ◯委員(角井英明君)   2点目なんですけど、僕の少ない経験なんですけど、学力・学習状況調査を見たら、6年生のものなんですけど、ふだん勉強しているものとちょっと問題も違いますし、よっぽど精神年齢が上がって、いろんな経験を積んで、その問題をやったら分かるかもわからないですけど、小学6年生の段階で、なかなか難しいというか、そんな印象を受けたので、学力・学習状況調査にこだわらずに、ふだんの授業とか、こういうことが分かったというか、そういう自信をつけたり、もっとこういうことが知りたいんだという好奇心というか、学ぶことの楽しさを追求できる、そういうことが大事だと思うので、あまりに教師の負担、また子どもの負担にならないようにお願いしたいなと思います。 161 ◯委員長馬場和子さん)   ご意見ということでよろしいですね。  ほかに質疑はございませんか。  辻委員。 162 ◯委員(辻 真理子さん)   主要事業の108ページでございますが、中学校学校教育経費のところで中学校就学援助事業、その上には小学校もありますが、このたびは中学校就学援助事業についてお尋ねしたいと思います。過去も何回かこの質問はあると思うんですが、もう一つよく分からないんです。  まず、どれぐらいの児童が対象になっているのかということと、下に要保護生徒援助費、準要保護生徒援助費、特別支援教育就学奨励費と書いてありますが、これを説明していただきたいんです。  それから、例えば入学とか新年度には、いろんな備品というんですか、学用品が要りますけれども、それは、一旦は保護者の方が支払って後で振り込まれてくるというシステムになっているのか。そして、それは全額振り込まれて戻ってくるものなのか。毎月平均的にそういう支援の費用が決められているのか、そこがちょっと分からないので、その辺りをお教え願いたいと思います。 163 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 164 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   まず1点目、人数なんですけれども、今年度の現状で申し上げさせてもらいますと、中学校で認定し、支給をさせてもらっているのが438人でございます。  この対象者についてのご質疑だったかと思いますが、まず要保護生徒というのが、いわゆる生活保護家庭の子どもが対象です。ただ、生活保護としても子どもたちのお金を頂いておられますので、全く全てが一緒ではないんですけれども、生活保護家庭の子どもさんのところに、例えば修学旅行の費用であったりというものを支給しているということです。  また、二つ目の準要保護生徒というのが、生活保護に対して収入の上限がございますが、それの1.2倍という上限の中に収まっている家庭であったり、そのほか免除を受けておられる方とかというような方が一覧になっておりますが、そういう方々のご家庭の子どもたちが対象です。  また、特別支援教育就学奨励費につきましては、特別支援学級に在籍しておられるお子さんがおられて、先ほど申し上げたような所得に関わる部分での対象となる子がいらっしゃるご家庭ということでご理解いただきたいと思います。  3点目に入学時のお金が要ることについてご質疑いただきました。新小学校1年生と中学校1年生につきまして、前年度支給ということで、今回これは中学校の方ですので、現在小学校6年生で就学援助を受けておられるご家庭に対して、次年度の入学時の教材費として支給を前年度にさせていただいております。いわゆる今年度に、来年度中1の子どもたちにということでさせていただいています。ただ、次年度対象とならない場合も当然ございますので、その場合は返していただく、返金していただくということになります。  また、額が全額かというご質疑だったかと思いますが、全額ではございませんで、額を一定決めさせてもらっております。令和2年度、今年度の場合になりますけれども、入学用品費として生徒1人当たり6万円という形での支給となっております。 165 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。 166 ◯委員(辻 真理子さん)   その他の、入学金以外に給食費とか毎月決まったものがありますよね。給食費だったら、それは全額、幾分違うかと思うんですが、これはどういう形で。一旦徴収して返すのか、その方から徴収しないのか、これはどういう仕組みになっているんでしょうか。 167 ◯委員長馬場和子さん)   学校教育課長。 168 ◯学校教育課長(宮崎良雄君)   給食費につきましては、徴収せずにという形になっております。 169 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  先ほどの北川委員の質疑に対する市長の答弁の訂正がございますので、これを許します。  市長。 170 ◯市長(大久保 貴君)   2点おわびでございます。  1点目、もともとこれは市に移管されて以降、企画振興部で扱っておりましたので、北川委員のご指名によって私が答えてしまいましたけれども、本来、教育委員会がお答えするべきだったと思います。失礼しました。  それで、答弁の中で指定管理をお願いしている期間は今年が最終年と、令和3年が最終年というお答えをしましたが、正しくは令和4年でございましたので、そこを訂正させていただいて、それを踏まえて、このコロナ禍の現状を勘案しつつ、次期の指定に関しましては、よく検討をしていただきたいと考えているということで答弁させていただきたいと思います。失礼しました。 171 ◯委員長馬場和子さん)   北川委員、よろしいですか。  北川委員。 172 ◯委員(北川元気君)   ということは、さっきの答弁では、この1年間でどうするか決めるみたいな話だったけど、今のお話ですと、令和4年なので、この2年間をかけて今後どうするかを決めていただきたいという答弁になったということですか。    (発言する者あり) 173 ◯委員(北川元気君)   分かりました。 174 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  長崎委員。 175 ◯委員(長崎任男君)   予算書の318ページ、文化振興事業費の件でございます。  これは、コロナのこの時代で、やっぱり文化振興というのは今、彦根市にとって非常に大事ではないかなということを一般質問でも質問させていただきました。その中で予算が3億4,491万円から2億4,124万円に大きく減額されているんですけれども、必要だなという市長の答弁もいただいている中で、これだけ減らされている理由をまず教えていただきたい。  あと、主要事業の112ページの文化振興事業727万2,000円のところで創作活動を一層奨励するというような内容が出ているんですけれども、このコロナ禍の中、どういったコロナ対策をして、この減らされた予算の中で、どういうことを一層奨励していただけるのかということをご説明いただきたいと思います。  あと、もう1点は予算書の19ページ、主要事業の117ページの学校給食経費の問題でございます。学校給食委託事業7,839万5,000円の令和3年から令和8年の債務負担の問題なんですけれども、これの積算根拠を教えてください。  以上3点、お願いします。 176 ◯委員長馬場和子さん)   文化振興室長。 177 ◯文化振興室長(林 達也君)   ありがとうございます。まずは大きな意味で文化振興事業の方の予算額が全体としてかなり減っているというところでございますが、一番大きく減っておりますのが文化施設適正管理事業という、いわゆるハード事業の部分が今年度と来年度で大きく変わっているということでございます。  この事業につきましては、施設の維持管理を適切にして長寿命化を図るというような事業を計画的に行っているわけでございますが、毎年度、事業費が、その計画に応じて予算を要求しておりますもので、年次的に非常に大きな事業をさせていただく年もあれば、比較しますと金額的に工事費、修繕費が少ないという年もございまして、その辺の差が一番大きなものでございます。今ご質疑にありました文化振興のソフト部門や、それから通常の維持管理の費用という部分の増減に関しては大きなものはないということでご理解いただきますとありがたいと思っております。  2点目、コロナ禍においての対策ということで非常に重要な部分でございますが、今年度につきましては、年度内の事業は市の事業に準じまして、自主事業ということで、私どもの事業と、それから指定管理者の自主事業も、ほとんどのものは一旦中止をさせていただきましたが、ただ、人が集まらない事業、例えば文芸作品の募集であったりとか、それから、年明けから指定管理者の方の事業も、数がたくさん集まらないような講座的な事業であったりとか、席をまばらにして市松模様といいますか、一つずつ空けてできるような事業については再開をしていただいているところでございます。  コロナ禍においても、そういったイベントをできるようなノウハウも全国的にも確立してまいりましたので、指定管理者さんともしっかりと相談しながら、コロナ対策はしつつも、事業を一つ一つやっていきましょうと。どうしてもできないものに関しては、例えば表彰式であったり、そういう密なものだけは、また違う形になるということもありますが、事業全体を極力、例えばホームページ等での公表に変えたり、そういうことはあり得ると思うんですが、事業全体をできる限りコロナ禍においてもやっていきたいと現在考えておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思っております。  以上です。 178 ◯委員長馬場和子さん)   学校給食センター所長。 179 ◯学校給食センター所長(小島久喜君)   それでは、3点目の来年度の学校給食に係ります債務負担の積算でございますが、積算に当たりましては、給食センターの方でこの債務負担期間に係ります参考の仕様書を作成いたしまして、現在、小学校で民間委託でお願いしている業者、4者ございますが、4者の方に参考見積りの提出を依頼しまして、その参考見積りを徴収した上で積算をしております。  以上です。 180 ◯委員長馬場和子さん)   長崎委員。 181 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  文化振興事業に関しまして、ハード面ではなく、ソフト面に関しましては従来どおりというか、の予算は確保できているというようなお話だったんですけれども。その中で創作活動を一層奨励するというような記述がここにわざわざ書かれているんですけれども、去年、いろんな市展の中止であったりですとか、いろいろ創作活動をされている方が、そういう発表の機会をなくしたことによって、やっぱりかなり精神的に寂しい思いをされているという話をかなり聞くもので、そういった中で、この美術展覧会もしっかり予算を上げていただいているんですけれども、もし同じようなコロナの問題がこのまま収束しなかった場合に、どういった対策を立てて実施されようとしているのか、その辺を少しお聞かせ願えればなと思います。  あと、給食センターの積算ですけれども、これに関しましては一定理解しましたので結構でございます。文化振興の件だけ、ちょっと補足願います。 182 ◯委員長馬場和子さん)   文化振興室長。 183 ◯文化振興室長(林 達也君)   ありがとうございます。ご心配の点につきましては、非常に私どもも、また同じく施設の指定管理者の方も一番重要なところだと考えておりまして、私どもの、今おっしゃっていますような、まず創作活動の奨励という意味では、二つの観点をしっかりとやっていきたい。  まず一つは、当然ながら文化施設としての場所の提供です。それが、今年度ですと閉館とか、そういうこともありましたので、どうしても使いにくくなったりとか、実際に閉館してしまって使えなかったということもございます。ただ、今、緊急事態宣言等が国の中でも出ている中でも、県のステージに応じて使い方というものを、しっかりと対策をすることによって供用していきましょうということで、文化施設に関しては、まずしっかりと供用できる体制をつくる。そのためには、いわゆるコロナ対策ですね。消毒であったりとか、検温であったりとか。私どもも当然させていただきますし、また、事業をされる方々にもしっかりチェックリストを求めたり、どういう対策をされますかということ、そこをさせていただいた上で、提供をまずするというのが第1点でございます。  第2点が、やはり事業を継続するということでございます。こちらも同じく、外の事業者にも求めていることを私ども自身が事業をやるときにやっていくと。今申しましたように、当然、消毒作業であったりとか、密にならないような方策、それから検温等々ですね。何か起こった際には、しっかり連絡体制が取れるように、できる限り追えるような形で参加者さんの方も把握に努めるとか。そういうことをすることによって、今、県のステージにもよるんですが、イベントはある程度、5,000人以下のものでしたら可能だと捉えておりまして、来年度につきましても、当然これに関しては、どの程度、また、どれだけになるかというのは、私ども、そこはまだ言及できないところではございますが、可能な限り対策をさせていただく中で継続するということを確認しておりますので、どうかよろしくお願いしたいと思っております。 184 ◯委員長馬場和子さん)   長崎委員。 185 ◯委員(長崎任男君)   ありがとうございます。  文化振興に関しまして、いろいろ一生懸命考えてくださって対策していただいているというのが今、説明いただいた中で力強く言っていただいたところがすごくよく感じ取れましたので、ぜひともこのまま、この先どうなるか分からないような非常に難しい問題ですけれども、そんな中で、やっぱり対策をしっかりしていただいて、文化振興に力を入れていただきたいと思います。結構です。  以上です。 186 ◯委員長馬場和子さん)   ご意見ということですね。  ほかに質疑はございませんか。  黒澤委員。 187 ◯委員(黒澤茂樹君)   1点だけ。主要事業の115ページで予算書は332、333ページですが、彦根城博物館学芸史料業務の新規事業の彦根藩資料調査研究会運営事業、予算額が41万6,000円、あまり大きくはないんですけれども、これ、実施予定期間が令和3年度から令和7年度と期間が長いですし、これをこの今の時期にというか、まず令和3年度に始める理由と、目的は何か、何のためにするのかというその3点。私の想像では多分世界遺産かなというのは思っているんですけど、そこのところを教えていただきたいなと思います。 188 ◯委員長馬場和子さん)   彦根城博物館学芸史料課長。 189 ◯彦根城博物館学芸史料課長(渡辺恒一君)   ただいまの彦根藩資料調査研究会の件でございますけれども、まず、この研究会につきましては、共同研究という形式を取るわけなんですけれども、これにつきましては博物館の学芸員と館外の日本史の研究者が共同で、研究テーマに共通のテーマを設定しまして研究を重ねていくということです。  具体的には、彦根藩の資料としましては、井伊家の古文書などをはじめ大変豊富に資料が残っておりますので、これをしっかりと内容を把握して、新たな彦根の歴史像を広く発信していくということでございます。それが研究会の目的ということになります。  令和3年、このタイミングで始めるというのは、実はこういう共同研究形式のものは大変効果的に一定期間で研究成果を出せるということで、今回初めて彦根城博物館で行うものではなくて、以前にも共同研究というのを積み重ねてまいりました。近年、ここ5年ほどは井伊家の近代文書の調査というような形で、基本的に、江戸時代のものは明らかになっていましたけれども、明治以降のものがどういうものがあるのかというのを、今年度までの事業でしっかり発表するということを行っておりますので、それが一旦、今年度で完結いたしますので、来年度以降、改めてきっちりとした基礎研究を行って、外部に新たに情報を発信していくということで、一旦行っていない時期はあったわけですけれども、それを再開するということでございます。  これは世界遺産とも関連はございまして、世界遺産の場合は、不動産を中心とした資産ということが評価をされるわけなんですけれども、そういう、例えば彦根城がどうであっただとか、彦根のそういう不動産に関する価値を裏づけるような古文書資料だとか、そういう書かれたようなものというのは大変大切で、説明をするために必要でありますので、この研究成果というのが世界遺産にもつながっていくものだと考えております。  以上でございます。 190 ◯委員長馬場和子さん)   黒澤委員。 191 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。ありがとうございます。  1点だけ。ということは、彦根の歴史像を発信していただくのは、この令和7年度以降ということで結構でしょうか。 192 ◯委員長馬場和子さん)   彦根城博物館学芸史料課長。 193 ◯彦根城博物館学芸史料課長(渡辺恒一君)   研究成果につきましては、よそから借りてくるのではなくて、博物館に基本的に保管している資料というのをベースにした研究会になりますので、最終年度まで待つという形ではなくて、途中でも、そういうものを展覧会で発表していくというような形にしております。  あと、最終的な成果につきましては、まだ手法については確定していない部分もございますけれども、歴史研究とか新しい歴史像というのは、展覧会で出すということもそうですが、しっかりと文書で書かれたもの、叙述というもので皆さんに読んでいただいて知っていただくということも重要だと思いますので、共同研究に参加した人たちが、その一つのテーマに関してしっかりまとめて、総合的に発表していくような文字の媒体のもの、そういうものを出そうと考えております。  以上でございます。 194 ◯委員長馬場和子さん)   黒澤委員。 195 ◯委員(黒澤茂樹君)   ありがとうございます。  もう1点だけ。この共同研究というのは何人ぐらいで共同研究をやられるんでしょうか。 196 ◯委員長馬場和子さん)   彦根城博物館学芸史料課長。 197 ◯彦根城博物館学芸史料課長(渡辺恒一君)   研究会につきましては、学芸員が私を含めまして9名ということになります。これは文献、古文書を扱う学芸員と、あと、美術品を、作品を扱う学芸員、両方おりますけれども、それの全体が関わるということと、あと、外部からの研究者の方につきましては現在3名の方を考えておりますので、全部で12名という体制になります。 198 ◯委員長馬場和子さん)   黒澤委員。 199 ◯委員(黒澤茂樹君)   分かりました。ありがとうございます。  ということで、特に3名さんの分の報償費が15万円ということで理解いたしました。ありがとうございました。 200 ◯委員長馬場和子さん)   暫時休憩いたします。                                 午前11時55分休憩                                 午後0時58分再開
    201 ◯委員長馬場和子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑はございませんか。  角井委員。 202 ◯委員(角井英明君)   2点お願いします。  主要事業の118ページ、読書通帳で紡ぐ子どもの学ぶ力向上事業なんですけど、信金中央金庫からの寄附と書いてあって、それはこの読書通帳を使った子どもの読書活動推進にしか、このお金は使えないのか。銀行さんだから読書通帳は将来の銀行通帳になるのかなと、そういう思いでやっておられるのかなと思ったんですけど、市の独自性というのか、市が考えたことなのか、そこら辺をお願いしたいと思います。  二つ目なんですけど、119ページの学童保育事業のことです。多分去年も聞いたと思うんですけど、河瀬小学校の学童保育、特別というか、そんなふうに受け取らざるを得ないというか。そこにあるように体験教室的要素とか、保護者の地域交流とか、人権尊重のコミュニティづくりとか、青年リーダー育成等というのは、どこの学童でも必要かなと思うので、そこをちょっと詳しくお願いします。 203 ◯委員長馬場和子さん)   図書館長。 204 ◯図書館長(北村 清君)   読書通帳に関しますご質疑にお答えをいたします。  この読書通帳で紡ぐ子どもの学ぶ力向上事業に関しましては、まず、寄附金が信金中央金庫の全国組織でございますが、創立70周年記念事業として創設されました事業に地元信用金庫様と一緒に考えて手を挙げさせていただき、採択に至ったものでございます。当然その計画を策定していく過程におきまして、詳細に事業の中身を詰めております関係で、計画に上げております事業を実際に3か年にわたりまして実施していくということになりますので、ご理解の方をよろしくお願いいたします。 205 ◯委員長馬場和子さん)   広野教育集会所長。 206 ◯広野教育集会所長(宮尾義一君)   放課後児童クラブにつきましては、保護者が就労やその他の事情により昼間家庭にいない、小学校に就学する児童を対象に、遊びや生活の場を提供して児童の心身の健全な育成を図ると聞き及んでおります。  WAっとねすサマースクールの方につきましては、夏休みに会館での生活を通して、規則正しく楽しく過ごせるよう指導するとともに、豊かな情操を養い、規範意識等を育むということで、どちらかというと、そういう教育面を中心に、いろんな講座や講師等をお招きして学習というか、そのようなものを取り入れたり、今年度はコロナの関係でできませんでしたが、荒神山のスクールの方に参加したりとか、そのような体験活動も取り入れて行っております。  また、学習ということで朝の読書活動を行ったりとか、人権擁護推進員さんに来ていただいて人権学習を行ったり、あと、避難訓練等も行ったりということで、放課後児童クラブとは若干形を異なって実施しているものでございます。よろしくお願いいたします。 207 ◯委員長馬場和子さん)   角井委員。 208 ◯委員(角井英明君)   読書通帳のことなんですけど、信金中央金庫さんと市が一緒に考えたということは分かりました。  でも、今年度、書籍代というのが80万円、児童図書の購入が80万円。1,000万円のお金で80万円ってすごく少ないなと。学校図書には予算がついているとはいえ、もうちょっと図書の購入の方にお金を入れるべきかなと思いました。読書というのは自主的にやるものであって、読書通帳があることによって励みになって読書をやる子どももいると思うんですけど、多分僕が子どもだったら、通帳なんか全然使わないで邪魔くさいなと思ったりもするので、そこはいろいろな考え方があると思うんですけど、できるだけ子どもの自主性が育つような形で、せっかくのお金だから、使ってもらったらどうかなと思うんですけど、そこら辺の見解を。  学童のことは、初めに言いましたように、どこの学童でもこういうことができるように、市の方で考えてもらいたいなと思います。 209 ◯委員長馬場和子さん)   図書館長。 210 ◯図書館長(北村 清君)   児童図書の購入が少ないということでの見解ということでございますが、まず、この主要事業の118ページにございますように、信金中央金庫から1,000万円のご寄附を頂きまして、3か年で1,120万円の総事業費とさせていただいておりますが、令和3年度の主な事業内容といたしましては、読書通帳機の購入、そして通帳の製作、図書の購入、会計年度任用職員の任用、そして子ども向けセミナー開催など、合わせますと初年度で880万2,000円になります。  ご指摘の児童図書をもっとたくさんということでございますけれども、図書館全体の図書資料費としましては、昨年並みの予算を見込ませていただいております。そのため、この読書通帳の導入を機としまして、図書館の本を少しでも多くのお子様たちに借りていただいて読んでいただくということを目的といたしておりますので、全体としては、図書資料費につきましては例年並みの水準を保っておりますことで、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 211 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  獅山委員。 212 ◯委員(獅山向洋君)   まず、予算書の313ページ、彦根市サイエンスプロジェクト推進事業というのがあるんですが、これも随分予算は小さくなってしまったんですが、それはそれとして、全般的な何をやるのかということについてお答えいただきたいんです。1問で三つ聞いたら、それで終わりみたいな話なんですけれども、全般的に説明してほしいということで。要するに、全般的な内容としては、どういうことをやるのかということと、委託料と補助金があるので、どこに委託するのか、あるいはどこに補助するのかと、こういうことについてお答えいただきたいと思います。  それから、次は主要事業ですが、これは、この説明をもう少し具体的に教えてもらいたいなという質疑です。まず、109ページの学校支援・いじめ対策事業というのが一番上の方にあるわけで、これは前から1回聞こうと思っていたんですが、英語ばかり使ってあるんですよね。スクールソーシャルワーカー、それからスーパーバイザー、SSWスーパーバイザー、これにどういう違いがあるのかというのがよく分からないんですよ。そういう意味で、それぞれについて、簡単に言えば、何か資格としてあるものかどうかとか、あるいは、どういう経歴なり職種の方がやっておられるのか、それについてお教えいただきたいと思います。  取りあえずもう一つ、三つ目ですけれども、これは主要事業の116ページです。下から2番目のところに教育課題に関わる調査研究事業ということで、金額的には18万5,000円ということなんですが、それはそれとして、読み解く力に関する調査研究とか、小学校社会科副読本「わたしたちの彦根」に関する調査研究とあるわけですが、端的に言えば、調査研究なり、その結果を報告されるのはどういうグループなり、あるいはどういう方なのか、それについてお教えいただきたいと思います。  以上、取りあえず三つ、お願いします。 213 ◯委員長馬場和子さん)   生涯学習課長。 214 ◯生涯学習課長(久保田雄介君)   まず、1点目についてお答えをさせていただきます。  彦根市サイエンスプロジェクト事業の事業内容でございますが、この事業につきましては、サッカーロボットのプログラミングなどを学ぶ講座の開催と、サッカーロボットを実際に動かせたりする活動場所を運営いたします事業、この二つがございます。  このうち、サッカーロボットの講座の開催につきましては、先ほどもお答えしましたが、来年度から荒神山自然の家の自主事業として実施していただくことになりました。  予算書のサイエンスプロジェクト事業費につきましては、サッカーロボットの活動場所、これは若葉小学校敷地内の建物になりますが、この活動場所となるロボットクラブの開所に必要な経費、それとサッカーロボットの活動団体への補助金でございます。  その補助金の交付先になりますが、これにつきましては、このサイエンスプロジェクト、サッカーロボットの立ち上げ、運営を当初からしていただいております民間の団体で彦根ノードというところになります。ここへ補助金の交付をさせていただいております。  委託料につきましては、先ほど申しましたロボットクラブの開設に係る委託料でございます。これについても委託先は彦根ノードとなってございます。  以上でございます。 215 ◯委員長馬場和子さん)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 216 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   2点目のスクールソーシャルワーカー、スーパーバイザー、SSWスーパーバイザーについてのご質疑に対してお答えさせていただきます。  まず、スクールソーシャルワーカーですが、社会福祉の専門的な知識や技術を活用して、家庭・学校・地域の関係機関をつなぎながら、問題や悩みを抱えた児童・生徒を取り巻く環境に働きかけて、解決に向けて支援をする専門家になります。  2番目のスーパーバイザー、括弧して(SC)となっていますが、スクールカウンセラーになります。スクールカウンセラーというのが臨床心理に関する専門的な知識・技術を用いて指導・助言を行う専門家で、そのスクールカウンセラーに対して指導・助言を行う立場の方がスーパーバイザーとなります。  三つ目です。SSWスーパーバイザーにつきましては、スクールソーシャルワーカーの見立てと手だてに関して指導・助言を与える、ソーシャルワークに対して専門的な知識と経験を有している同じスクールソーシャルワーカーの専門職という立場の方になります。  以上です。 217 ◯委員長馬場和子さん)   教育研究所次長。 218 ◯教育研究所次長(谷村忠司君)   委員からご質疑いただきました教育研究所の教育課題に関わる調査研究事業につきましてですが、教員の指導力等の向上を目指して、そういった調査研究を行っております。  調査研究員等を各学校から委嘱等をさせていただいて、調査研究部会等を実践して、それぞれ調査活動等をしてまいります。それの発表につきましては、調査研究発表会というものを2月に、今年度も2月の中旬に行わせていただきました。その発表会でもって、それぞれの学校全教員に周知するという形を取らせてもらっていると同時に、併せて研究紀要の方も作らせていただいておりますので、そちらの方でもっても各学校に周知するというような形で現在進めているというところでございます。 219 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 220 ◯委員(獅山向洋君)   サイエンスプロジェクトについては、今も彦根ノードというところがやっているということを理解しました。  そこで、次のスクールソーシャルワーカーとかスーパーバイザー、SSWスーパーバイザーとか、これについて、特にスーパーバイザーなんて英語できっちりと意味があるわけなんですよ、監督者とか指導者とか。こんな単純な言葉で言われると内容がさっぱり分からないんですね。できる限り日本語に翻訳して、漢字として見れば、ほぼ意味が分かるというような努力をしてもらえないかなと私は思っております。  特にSSWスーパーバイザーというときに、SSWとは一体どういう英語をどういうふうに省略しているのかということも、やっぱり明確にしていただきたいし、もしそれができないなら、きちっと漢字に直してもらいたいと思います。  さっきおっしゃった話では、どうもSSWスーパーバイザーはスクールソーシャルワーカーの上の人のようですね。ですから、ここにスクールソーシャルワーカー(SSW)と括弧がしてあるわけですが。これでどういうふうに違うのか、さっき最初の質疑で聞きましたように、何らかの資格をお持ちなのかどうかということと、一体どういう履歴なり、職種の方がやっておられるのか。それについてちょっと説明していただきたいと思います。 221 ◯委員長馬場和子さん)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 222 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   委員ご質疑の資格、職種についてお答えさせていただきます。  スクールソーシャルワーカーにつきましては、社会福祉士の資格をお持ちの方です。さらに、あと、スクールカウンセラーに関わりましては、臨床心理士の資格をお持ちの方です。それぞれ福祉あるいは臨床心理の専門的な知識を、大学等で資格を取られてからの仕事という形になっていますから、それを専門にお仕事としてされている方です。  以上です。 223 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 224 ◯委員(獅山向洋君)   そうしますと、同じ欄のところに臨床心理士というのがきちっと書いてあるわけですが、それとこのスーパーバイザーですか、とどういうふうに違うんですか。 225 ◯委員長馬場和子さん)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 226 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   ここにあります臨床心理士、スクールカウンセラーに実はなりますが、これに関しては、彦根市内の小学校等にカウンセリングの方を児童・生徒および保護者に対して行うために配置する表現として臨床心理士という言葉を使っています。  続きまして、スーパーバイザー(SC等)につきましては、これに関しては、いじめ等の重大事案が生じたときにスーパーバイザー等に来ていただいて対応するということで、対象になる事業が違いますので、このような表記にしています。 227 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 228 ◯委員(獅山向洋君)   ちょっと正直に、どういうふうに違うのか、よく分からないんですがね。もちろん延々と細かく説明しろとは言いませんけれども、やっぱり私どもが見ただけで分かるような、そういう説明というものをしていただかないと、こんなことで時間を取られて一々聞かなくてはならないということ自体が、ちょっと私は問題ではないかなと思っております。  今後ちょっと注意していただきたいんですが、私たちも英語を何でもかんでも分かっているわけではないので、そういう観点から、議員にとっても分かりやすいようにするというぐらいの答えはいただけませんでしょうかね。 229 ◯委員長馬場和子さん)   学校支援・人権・いじめ対策課長。 230 ◯学校支援・人権・いじめ対策課長(塚本幹雄君)   今後、事業内容等を提示させていただくときには、皆さん方に分かりやすいような表現をさせていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 231 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  獅山委員。 232 ◯委員(獅山向洋君)   それでは、続いてあと二つお尋ねしたいんですが、これも主要事業で内容についてお尋ねするわけですが、118ページの舟橋聖一文学賞、あるいは顕彰文学賞のことなんですが、副賞の方は、これはお金ですので分かるんですが、正賞については従来どおりの内容であるのかどうか。その従来どおりの内容について、私は大体分かりますけれども、念のためにどういう正賞であるか、ちょっと説明していただきたいということです。  それから次のページの119ページですけれども、ここに図書館サービス事業というのがありますけれども、この説明の内容がちょっとよく分からないので、お尋ねしたいんですが、この4行目のところに「市場の状況等を調査して、整備手法を検討する」と書いてあるんですけれども、この市場の状況等を調査するというのは、ちょっと意味がよく分からないので説明していただきたいと思います。 233 ◯委員長馬場和子さん)   図書館長。 234 ◯図書館長(北村 清君)   まず、舟橋聖一文学賞事業に関します正賞、副賞のうちの正賞に関しましてですが、これは従来どおりの、舟橋聖一文学賞に関しましては彫金を配しました盾でございます。そして、青年文学賞に関しましては、舟橋先生の直筆の色紙を正賞としております。  それから2点目の市場調査の内容でございますけれども、まず、中央館を建設するに当たりまして、例えばですけれども、資金調達でありますとか、完成後の管理をどのようにするのかといった事業手法の検討、また、事業の発注として、従来のように設計業務と建設工事を分離して行う方法でありますとか、設計業務と建設工事を一括して発注する方法などが想定されます。こうした事業手法とか発注方法を検討しまして、その検討内容が実際の建築市場で事業者の参入意欲があるかなどにつきまして民間事業者の意向を確認するというのが市場の状況の調査の内容となっております。  以上でございます。 235 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 236 ◯委員(獅山向洋君)   市場状況については分かるんですけどね。本会議でもお尋ねしたんですが、中期財政計画の5年以内にも載っていないわけで、そうすると、5年以上後になるということは間違いないわけですね。そういう意味で結局、市場の状況を調査しても、現時点での市場の状況、簡単に言えば令和3年における市場の状況を調査するわけですから、5年後どういうふうに制度が変わっているか、それも全然分からないわけなんですよね。そうしますと、これは令和3年度においてどうであるかという状況を調査するということであって、5年、6年、7年後でいろいろと社会情勢も、あるいは制度も変わっているような場合には、またそのときにやるということを前提にしていると理解してよろしいわけですね。 237 ◯委員長馬場和子さん)   図書館長。 238 ◯図書館長(北村 清君)   令和3年度の市場調査ということで、社会情勢が変化した場合ということのご質疑でございますけれども、現状といたしましては、今後のスケジュールというものも来年度にお示しというか、検討していくということになりますので、基本としましては、まず令和3年度に調査しました状況をベースに考えてまいりたいと認識しておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。 239 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 240 ◯委員(獅山向洋君)   この本庁舎の耐震化の問題でも大変な変化が起きているわけですよ。現実は耐震化だけについて、いろいろと国の方から交付金なり補助金が出るということであったけれども、その後、いろいろと地震が起きて、やっぱり本庁舎の建て替えについても、ちゃんと交付金なり補助金を出そうではないかというような話になってしまったわけでね。それについて、残念ながら彦根市は乗れなかったということもあったわけで。そういう観点からいうと、あくまで令和3年度における調査であると、しかし、その後、いろいろ制度なり、社会情勢が変われば変わるんですよと、それぐらいのことはおっしゃってもいいのではないかなと思います。  私は随分無駄なことになるかもしれないなとは思っていますけれども、社会情勢なり、いろんなものが変わっていくということだけは、やっぱりお互いの了解事項としておくべきではないかなと思っております。これは意見です。お答えは要りません。 241 ◯委員長馬場和子さん)   ご意見ということで。  ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 242 ◯委員長馬場和子さん)   なければ、議案第2号の福祉病院教育常任委員会所管事項に相当する予算のうち、教育委員会の所管部分に対する質疑はこれにて終了いたします。  暫時休憩いたします。                                 午後1時27分休憩                                 午後1時30分再開 243 ◯委員長馬場和子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第8号令和3年度(2021年度)彦根市病院事業会計予算について審査を行います。  これより質疑を行います。  質疑はございませんか。  上杉委員。 244 ◯委員(上杉正敏君)   それでは、1点質疑させていただきます。  主要事業の127ページです。耐震型専用水道管設置事業でございますが、これは本来、水道事業会計への工事負担ということで認識しているところでございますけれども、これは、ここにも書いておりますように、災害が発生したときに今の病院の貯水槽では1日分しかないので、3日間を担保しなければいけないということで専用管を大藪浄水場から引っ張ってこられるということは理解できます。それで、この専用管についてですけれども、完成後の使用方法、そして今回、この予算9,100万円余りを取られている工事の概要についてお聞きしたいと思います。分かる範囲で結構です。 245 ◯委員長馬場和子さん)   病院総務課長。 246 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   それでは、今回の工事の概要等についてお答えいたします。  今回の工事につきましては、本院は災害時の災害医療の拠点ということで、災害拠点病院として指定を受けております。その指定要件の一部が改正されまして、施設・設備面の要件として、先ほどおっしゃいましたように、3日分の水の確保というのが要件の中で指定をされました。本院は、現状では受水槽が1日分しかないということで、改正された要件を満たさないということで今回工事をするものでございます。  3日分の水の確保につきましては、いろんな手法があるんですけれども、地下水を使うとか、そういった別の手法というのも考えていたんですけれども、一番有効的な方法として直接浄水場から市立病院に水道管を引くという手法を採用したものでございます。  まず、その管をふだんどのように使用するかということにつきましては、非常時しか使わないということになりますと、一定時間、管を空けておきますと、いざ緊急で使うとなったとき、ドレンの作業ですね、水を通す作業が必要となってまいります。それに一定時間がかかりますので、今、上下水道部と協議している中では、ふだんからこの病院の水の供給は新しく整備します水道管を使うということを考えております。  また、工事の詳細につきましては、工期は令和3年9月頃までに設計を終えまして、9月に着工、令和4年2月頃の竣工を計画しております。
     形状等については、太さが150ミリの、材質がポリエチレン管でして、この素材については、上下水道部からは、東日本大震災であるとか、新潟中越沖地震で耐震効果というのが実証されているということで、その素材を使用するものでございます。  また、延長については病院と水道の間、約677メートルを整備するものでございます。  以上です。 247 ◯委員長馬場和子さん)   上杉委員。 248 ◯委員(上杉正敏君)   ありがとうございます。  本来なら水道の方で聞けばいいんですけれども、今回、病院事業会計の方の予算に書かれていますので、ちょっと聞かせていただきました。私が思っていたように、これ、当初、ある担当者に聞かせていただいたら、災害時に使うというお話を聞いたもので、それではおかしいのではないかなと思ったので、今、詳しく聞かせていただきました。  このポリエチレンであれば、さびることもなく、また耐震性も高いということで大変いいんですけど、これ、せっかく9,000万円近くの巨額を投じてやられていますので、本当に、今、本管から利用されていますけれども、これも並行して有意義に使っていただきますように、よろしくお願いします。  以上です。 249 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  辻委員。 250 ◯委員(辻 真理子さん)   それでは、主要事業の方の128ページをお願いいたします。医療機器の整備というところで、「耐用年数を超過し、老朽化等により更新が必要な医療機器を整備する」とございます。下に説明をしていただいておりますが、どのような機械、そして価格は幾らぐらいなのか、そういうことをもう少し詳しくお話しいただきたいと思います。 251 ◯委員長馬場和子さん)   病院総務課長。 252 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   今回、医療機器の更新としまして2億円、予算の方を計上しております。その中で主要事業の方に特に金額の大きなものを二つ上げさせていただいております。  まず、1点目の上部消化管の内視鏡システムですけれども、こちらは内視鏡センターで主に消化器内科のドクターが使用される医療機器でありまして、口や鼻からカメラを入れる、通称胃カメラとか内視鏡と言っているものですけれども、そのビデオスコープそのものと、あと、その映像を処理するシステムですね。高解像のモニターなど、その一式を更新するものでございます。  本院は現在、その内視鏡システムが3セットありまして、5年間で順次入替えをしているということで、昨年度に続いての今年の入替えということです。装置一式で約3,600万円を見積もっております。  あと、もう1点、低温蒸気ホルムアルデヒドの滅菌装置につきましては、この装置については本院で手術などの治療で使用しました機械の器具、そういったものの洗浄を行った後に菌を滅菌するという作業をしておりまして、その際に、素材に応じまして、蒸気の熱で滅菌するもの、また、今回整備するガスで滅菌するものと使い分けております。  今回整備するのは、滅菌センターで行っていますEOGガス、エチレンオキサイドガスという、法律では禁止はされていないんですけど、有毒なガスを使っている設備になりますので、2台あるうち1台を更新するということで、約2,600万円の装置となっております。  以上です。 253 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。 254 ◯委員(辻 真理子さん)   2億円の総額ですので、今お聞きしたのは約6,000万円ぐらいですかね、それ以外はもっと個々に少額の機械が幾つもあると考えてよろしいでしょうか。  そしてまた、先ほどご説明いただきました上部消化管の内視鏡システムの中で、3セットある中で順番に5年ごとになるように工夫して、それぞれの年に更新しているとお聞きいたしました。それぞれ機械は同じ時期に更新すると、すごく多額な費用が要ると思うんですが、病院が建設されたときに一度に入っている機械が多いと思うんですけど、それをうまく重ならないようにしているということを聞いたことがあるんですけれども、現実には2億円ぐらいで毎年更新されると考えてよろしいでしょうか。 255 ◯委員長馬場和子さん)   病院総務課長。 256 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   先ほど医療機器で二つご紹介させていただきましたけれども、今回、機種としましては19機種ございまして、金額は1,000万円を超えるものが7機種、それ以下のもので10機種ということとなっております。金額は100万円ぐらいのものから2,000万円ほどまでということで、本当に多種多様でございます。  あと、医療機器の更新計画でございますけれども、医療機器の方は当然、耐用年数がございますので、その耐用年数を基にシミュレーションして計画を立てているんですけれども、機器によりましては耐用年数までに不具合が生じるものもありますし、逆に、使用頻度にもよりますけれども、メンテナンスであるとか、オーバーホールとかシステムのバージョンアップで長く使用できるものもありますので、その辺りは、できるだけ一つの年度に更新の費用が大きくならないように計画的に、現場の医師と調整をさせていただいて、更新をするものでございます。  以上です。 257 ◯委員長馬場和子さん)   辻委員。 258 ◯委員(辻 真理子さん)   ありがとうございました。  今年は福祉病院教育常任委員会で医療機器について視察をさせていただくということになっておりまして、残念ながらコロナ禍のためにできなくなりましたが、今、一応言葉の方で、文面でご説明いただきましたけれども、またいずれは実際に機械というものを見させていただきたいなと思っております。ありがとうございました。 259 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに質疑はございませんか。  角井委員。 260 ◯委員(角井英明君)   主要事業の127ページなんですけど、働き方改革の推進ということで医師の確保300万円、看護師の確保に1,560万円が上がっているんですけど、それぞれ何人ぐらいを望んでおられるのかということと、こういう手数料とか奨学金を合わせて2,000万円近いお金を使わないと、なかなか集まらない、その原因というのをどう考えておられるのか、教えてください。 261 ◯委員長馬場和子さん)   職員課長。 262 ◯職員課長(野島英樹君)   今の医師の紹介手数料と看護師の奨学金で、それぞれ何人ぐらいの確保をということでございますけれども、医師に関しましては、基本的には医局人事に基づいて大学医局の方から派遣をしていただいております。ここに上げております300万円といいますのは、医師確保策の一つといたしまして、民間の紹介会社を通じて紹介を受けた医師を採用した場合に手数料として年収の20%相当をお支払いするということで、ここにはお一人分を一応1,500万円と見込んで、それの20%の300万円、お一人分を計上しております。  基本的に、これは医局人事を通して確保しておりまして、紹介会社を通じての確保といいますと、近年ですと平成28年度にお一人を確保したということはありましたけれども、紹介でマッチングするというケースがなかなか少ないということで、予算として上げているのはお一人分ということで計上させていただいております。  看護師の奨学金につきましては、これも年間、大体毎年30人前後、採用をしておりまして、それの全てが奨学金を受けている方を採用しているというものではございません。今年も看護師の奨学金につきましては、申請人数は4人でございましたけれども、こういう制度を利用することによって、一定の人数をある程度確保していこうという確保策の一つでございますので、奨学金で全てを採用しようというものではございません。  集まらない原因というご質疑でしたけれども、看護師につきましては、近年、こちらが求めている人数以上の方に受験をしていただいておりまして、一定競争になる形で採用が行われておりますので、今、看護師につきましては特に人が集まらないとは認識していないというところでございます。  医師につきましても、今、常勤の医師については非常に、近年では最も多いような人数になっておりますので、今後も引き続き努力して医師の確保、看護師の確保をしていきたいと考えております。  以上です。 263 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  獅山委員。 264 ◯委員(獅山向洋君)   新型コロナウイルスの感染症対策、これが非常に重要なことはよく分かっておりますけれども、それと同時に、令和3年度からはワクチンの接種事業というのが非常に重要になってくると思うんですが、これについて、私も見落としかどうか分からないですが、どこにそういう予算が入っているのかが分からないので、ちょっとご説明いただきたいと思います。 265 ◯委員長馬場和子さん)   病院総務課長。 266 ◯病院総務課長(種村慎洋君)   新型コロナワクチンの接種に係る予算がどこに上がっているのかということでございます。  令和3年度当初予算におきまして、ワクチン接種につきましては、まず、歳入部分になりますけれども、このワクチンを接種するに当たりまして、接種1件当たり2,277円の接種の委託料を収入することになります。それを公衆衛生活動収益として受け入れているものでございます。予算書としては、この中に含まれているということでございまして、令和3年度当初予算では、本院をかかりつけ医として受診される患者さんの部分を対象として見積もっておりまして、1万6,000回分の金額としては3,643万2,000円、公衆衛生活動収益として見込んでいるものでございます。  また、歳出の部分につきましては、費用としては、ワクチンについてはワクチンそのものでありますとか、希釈用の生理食塩水、注射針、シリンジ、保冷ボックス等は国から直接配送がありまして、接種について必要な備品、施設側が整備するものとしましては、救急用の物品であるとか、消毒用のアルコール綿とか医療用物品、会場設営物等がございます。こちらについては、個別に予算化ということはしておりませんけれども、現計の予算の中で対応していくものでございます。  以上です。 267 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 268 ◯委員(獅山向洋君)   大体そういうことだろうと思いました。  ただ、これ、市立病院として、確かに市立病院にかかりつけで行っておられる方々についての接種はよく分かるんですが、例えば集団での接種とか、そういうことは、あるいはそれに対するいろいろな経費とか、そういうことについては今のところは考えておられないんでしょうか。 269 ◯委員長馬場和子さん)   病院事業管理者。 270 ◯病院事業管理者(金子隆昭君)   集団接種ですけれども、これは病院が主導になってするものではないと考えております。ですから、集団接種に病院としても人材派遣等の協力要請があったときには、当院としてできる限りのことは行っていくと考えています。  もちろん接種の場所、多くの自治会等で大規模な施設等を用いて集団接種ということをされていますけれども、そういうものについても、これはやはり基本、そこに、やると決めていただいたところに当院からスタッフを送るという面での協力ということで考えております。 271 ◯委員長馬場和子さん)   獅山委員。 272 ◯委員(獅山向洋君)   そういう意味で、今のところ市立病院としては、そういう要請は受けておられないとお聞きしていいんでしょうか。 273 ◯委員長馬場和子さん)   病院事業管理者。 274 ◯病院事業管理者(金子隆昭君)   具体的に、この地域の一般の皆さんに、どういう形で接種をするか、また、そういう形で、どういう形で関わってほしいかということについての具体的な依頼というものはまだございません。 275 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。  辻委員。 276 ◯委員(辻 真理子さん)   主要事業の128ページの真ん中辺りですけれども、「地域連携システムは、診療所から患者紹介を受けるための機能、予約機能等を有するシステム」と書かれておりますが、これも更新されると書いてありますので、少し内容についてお聞かせいただきたいのと、最近は、地域医療連携システムは順調にその数が増えているのか。私も利用させていただいたことがありますが、利用させていただくと、すごくスムーズに病院にたどり着けますので、それも含めまして、その機能はだんだん定着してきているのかということをお聞きしたいと思います。 277 ◯委員長馬場和子さん)   経営戦略室次長。 278 ◯経営戦略室次長(北村典彦君)   私の方から地域連携システムの内容につきまして簡単にご説明を申し上げます。  地域連携システムにつきましては、おっしゃいますとおり、地域連携センターで使用するシステムでございまして、紹介患者に用いるものでございます。患者の予約受付、予約票の発行、紹介状の作成・管理等の機能を有します。現在、当院と他病院、開業医をつなぎまして、地域一帯でシームレスな医療を提供するために必要なシステムでございます。  このシステムにつきましては、先ほど医療機械もございましたが、通常、法定の耐用年数は5年でございますが、この現行システムは2014年、平成26年から導入いたしておりまして、ちょうど2020年度で7年になります。法定耐用年数は超えて使用させていただいておりますが、ちょうどサーバーの保守が切れる状況になりましたので、今回、更新をお願いするものでございます。 279 ◯委員長馬場和子さん)   地域連携センター長。 280 ◯地域連携センター長(北川智美さん)   私の方から現在のウェブ予約の状況についてお知らせさせていただきます。  システムの方は受け付けてはいるものの、なかなか伸びの方も、使い勝手等々で少なく、今までどおり電話予約の方が圧倒的に多い状況になっております。今後もシステム変更がされた場合は、使い方、地域の先生方に繰り返しのご説明と導入のご案内を重ねて、紹介率につなげていきたいと考えております。    (「ありがとうございます」と呼ぶ者あり) 281 ◯委員長馬場和子さん)   よろしいですか。  ほかに質疑はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 282 ◯委員長馬場和子さん)   なければ、議案第8号に対する質疑はこれにて終了いたします。  以上をもちまして、本委員会に付託されました議案第1号から議案第10号までに対する質疑を終結いたします。  暫時休憩いたします。                                 午後1時52分休憩                                 午後2時04分再開 283 ◯委員長馬場和子さん)   休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、ただいまから議案第1号から議案第10号までに対する討論を行います。  なお、討論に当たりましては、冒頭に議案番号と議案に対する賛成・反対の立場を述べていただきますようお願いいたします。  討論はございませんか。  角井委員。 284 ◯委員(角井英明君)   議案第2号2021年度彦根市一般会計予算に反対する討論と、議案第3号彦根市国民健康保険事業特別会計予算に反対する討論と、議案第6号彦根市介護保険事業特別会計予算に反対する討論を行います。  一般会計予算に反対する討論です。  反対の一つ目の理由は、長崎委員も取り上げられましたが、重要施策の企画・立案に関わる調査研究事業で、成果の十分な検証もないまま、今年度も引き続き特別顧問を配置しようとしていることです。民間活力の導入という以上、民間に倣った十分な検証とその公開は当たり前だと思います。長崎委員の「実績は」という質疑に、執行部は、例えばバックキャスト、バックキャストとは目標となる未来を定めた上で、そこを起点に現在を振り返り、今、何をすべきか考えることだそうですが、こういった民間ならではの視点を教えてもらい、職員が刺激を受けていると答弁されていました。しかし、このバックキャストという概念は民間ならではの視点なのか、疑問です。  内閣総理大臣から諮問を受け、地方制度について議論する地方制度調査会というものがありますが、その第32次地方制度調査会は、2020年6月26日に安倍元首相に「2040年頃から逆算し顕在化する諸課題に対応するために必要な地方行政体制のあり方等に関する答申」を出しています。まさしくバックキャストです。民間の新しい考え方とは、実際は国が進めようとしている政策をいかに早く取り入れ、それを提起することではないでしょうか。  外部人材の活用、何年か前にも女性副市長の登用がありました。詳しいことは知りませんが、彦根市民のために本当によくやったという声は聞いていません。一将功成りて万骨枯る。本来、地方自治体にとって大事なのは、地域に根づいて地域の課題をみんなで解決していき、その中でみんなが育っていくことだと思います。  二つ目の理由は、市民サービス日本一という看板替えが行われましたが、総合窓口関連事業に見られるように、国が進めているマイナンバーカード普及のためとしか考えられません。個人情報をいかに守るか、このことを考えていかなければいけないのに、国からの指示に従うだけでは自治の力が育っていかないと考えます。  1月10日の朝日新聞に、彦根城の世界遺産登録に尽力している元税務課職員が紹介されていました。人材はあります。人材を見出した上司もいます。外部より内部です。大久保市長に人材の宝庫、彦根市のトップとして、内部人材を生かして企画能力日本一を目指していただきたいと要望して、反対討論とします。  議案第3号の反対討論です。  国民健康保険料は、保険者である市町村が当該年度において予想される1年間の医療費などの支出を見込み、国からの補助金などを差し引いた不足分を加入者に対し保険料として徴収するものです。低額の国民年金、そしてコロナ禍の中で、国民健康保険に加入する約1万5,000世帯の中には、何らかの理由で滞納せざるを得ない世帯が2割近くあります。  2018年度から国保制度の広域化が計画され、それぞれの市町の独自性がなくなり、2024年度から全県で保険料が統一されます。これまで基金は急激な医療費給付の上昇に伴う財源に充てるとされてきましたが、全県での広域になれば、それぞれの市町からの充当はなくなります。  今年の2月19日、滋賀県知事から今年度の標準保険料率が示されています。昨年度と比較して軒並み減少していると本会議での中川議員の答弁で述べています。本来なら国保料率を引き下げることは可能です。市は新型コロナ感染症の影響が不透明であり、国民健康保険事業費納付金の支払いに不足が生じるかもしれないので、引下げの判断は難しいと述べています。  少額の国民年金だけで細々と暮らしておられる市民がいます。国保料が払えず、保険証を取り上げられ、受診が遅れて亡くなられる事例が全国であります。彦根市には基金があります。先ほど述べたように、2024年度に県に一元化されるので、基金を持っている必要がありません。コロナ禍の今こそ、大変な暮らしをしている市民の生活に少しでも寄り添うために、高過ぎる国保料の引下げの財源に充てるべきだと考えます。  以上の理由から議案第3号に反対します。  議案第6号介護保険事業特別会計予算に反対する討論です。  第8期彦根市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画が来年度から始まります。保険料も見直されます。介護サービスの利用者の増加が予想され、介護保険給付も増える見込みです。彦根市では介護給付費準備基金を一定額取り崩し、月額5,860円から140円の増に抑えるものの、月額6,000円になります。年金で暮らす高齢者にとっては、たとえ140円とはいえ大きな出費です。コロナ禍において、なおのことです。  おむつ等購入費助成事業もありますが、対象は低所得の要介護等認定者です。問題は高齢者になって低所得で暮らさなければならないことです。今年度から保健事業と介護予防の一体化事業がスタートします。健康で暮らし、生活の質、QOLを保持することは誰にとっても必要です。その結果、医療給付費や介護給付費が抑えられることがあるでしょう。そのためにも経済的な心配をせずに毎日を暮らせることが大切です。月額6,000円の負担増は心配事を増やすことはあっても安心にはつながりません。コロナ禍での増額に反対します。  以上、反対討論です。
       (「ちょっと確認しますけど、本会議で評価されていました稲枝地区公民館のエレ     ベーター設置も反対でしょうか」と呼ぶ者あり) 285 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに討論はございませんか。  獅山委員。 286 ◯委員(獅山向洋君)   私は、議案第2号に対する反対討論を行います。  まず第1点は、ひこね燦ぱれすについて、いよいよ債務負担行為で取壊しの予算というものが出されました。これはかねてから申し上げておりますように、ひこね燦ぱれす、これは今年の2月11日に30年の誕生日を迎えたわけです。通常考えれば60年で建て替えと、さらに、今回の議会では、市長はコンクリートは100年なんていう発言もしておられたわけでございまして、こんな短命で打ち壊されるというのは、人間に例えれば30歳の誕生日を迎えた人間に対して、「おまえ、もう来年、打ち首やで」ということなんですよ。何という残酷な話ではありませんか。  しかも、駐車場にしてしまうというんですよ。普通なら、おまえはもうお役御免だと、あとは、余生は、例えばいろんな団体のための集会場にでもなってくれとか、あるいは民間に払い下げるから、そこで働いてくれというのが普通でしょう。それを30年で打ち壊してしまって、平地にして駐車場にすると。こんな残酷な市長は恐らく世界中にいないだろうと私は思っております。そういう意味で絶対にこれは、やはりこの予算は、従来の経過からも反対せざるを得ないということでございます。  それから、もう1点は例の金亀公園の橋のことでございます。私は今回、恐らく私が初めてだから、みんなも初めてではないかなと思うんですが、何とエレベーターまでつけるということなんですよ。今もエレベーターの話がちょっと出ましたけれども、ようやく稲枝地区の公民館ですか、エレベーターがつくと。待望のエレベーターですよ。それで、僕もどれぐらいの費用がかかるかなと思って見てみたら、簡単に言ったら、千万円単位なんですよ。ところが、今回のこの金亀公園の橋につけるエレベーターは、県と折半ということですけれども、それは別にして、1億5,000万円とか、そんな話なんですよ。こんな無駄遣いするぐらいなら、あっさりと公民館に皆、エレベーターをつければいいんですよ。  これは皆さんもご承知のとおり、この国スポ・障スポはわずか2週間なんですよ。しかも、考えてごらんなさいよ。わざわざ彦根城に観光に来た人が、その金亀公園の橋を渡ってどこかへ行くかということですよ。別にどこにも観光のスポットはないわけですよ。ですから、恐らく使用率は極めて低いだろうと。この国スポ・障スポが終わったときには誰も使わないだろうと私は思っています。そういう観点からいうと、いかに費用対効果が低いものであるかということも十分皆さんもご理解されると思うんです。なぜこんなところへエレベーターを造るのということです。  実は、私もこんな年ですので、前の国体は多少知っているんですが、あのときも例の交差点のところに地下道があるんですよ。なぜ地下道が要るんだということで大分問題になったことも記憶しているわけでしてね。今、一応地下道としては使っておられますけれども、それでも使用頻度は非常に低いということなんです。  そういうことを考えますときに、この金亀公園の橋そのものも、なぜこんなにたくさん負担しなければならないのかという問題を指摘しておりましたけれども、今度はエレベーターについては、なぜこんなところにエレベーターを造らなければならないのと。大体こういうスポーツのために来られる方は元気な方ばかりだし、同時に、観客だって元気な人が多いでしょう。しかも皆、車で直接乗りつけてしまいますよ。そういうふうに考えたときに、我々は日常的に、やっぱり身障者の方やお年寄りの方々が公民館で2階へ上がるのに大変だとおっしゃっているわけですから、そういうところにこそ優先的にエレベーターをつけるのが当たり前でしょう。  そういう観点からいいますと、今回のこういうエレベーターの予算をつけるというような市長さん、僕はおかしい方だなと思っているんです。そういう意味で、どうしてもこれはやっぱり反対しておかなければいけないと思っております。  稲枝の皆さんは、いよいよエレベーターがつくようですけれども、どうかほかの皆さんのことも考えて、優先順位から、やっぱり公民館が先だなと考えていただきたいなと思います。  それから、特別顧問のことについては、もう既におっしゃいましたので、私もフォアキャストという言葉がある以上は、バックキャストがあるのは当たり前の話であって、何だか民間だから知っているというようなことをおっしゃると、非常に不愉快に思いました。何ということを言っているんだと。それこそ民間のそれが知恵みたいなことをおっしゃる、言うならば部長会の方々の方がおかしいのではないかなと思っております。これはちょっと暴論で、えらい申し訳ないです。  もう1点、一番重要なことは、今回は、この来年度、そして再来年度ぐらいまで、やっぱりコロナのワクチンの問題だと私は思っているんです。そういうことで、これは予算がないからおかしいというわけなんですけどね。逆にいうと、今回の議会でよく分かったのは、どうも市長は医師会の会長のところへ1回だけ行っただけみたいで、しかも、今の質疑でも、どうも市立病院の方に集団の接種についての要請は、「ない」とおっしゃったわけですから、要請さえしていない。逆にいうと、協議さえしていないのではないかと思うんです。そういう観点からいいますと、恐らく担当の部長も職員も本当に困っておられるのではないかなと思います。  皆さんもテレビでいろいろとご覧になっていると思いますけれども、既によその市では、言うならば、シミュレーションをやってみたり、リハーサルをやってみたり、何々市方式ということでいろいろ研究して必死になって準備しておられるんですよ。ところが彦根市は、職員の方が何月何日にこういうことをやりますということをおっしゃったけど、本来なら市長が堂々と本会議で答弁すべき問題なんですよ。それさえもやっていない。  私は、そういう意味で、先ほど病院事業管理者もおっしゃったように、要請も受けていないから、だから予算もないんだよというようなことが言いたかったんだろうと思いますのでね。予算がないということについて、この予算に反対したいと思っております。  以上、いろいろと申し上げましたけれども、ぜひとも皆さんもよく考えていただきたいなと思っております。  以上、反対の討論です。    (発言する者あり) 287 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに討論はございませんか。  北川委員。 288 ◯委員(北川元気君)   議案第2号令和3年度彦根市一般会計予算に反対の立場から討論します。  3点ほど反対の理由を申し上げたいと思いますが、まず最初に、中期財政計画についてなんですが、これが当初予算とかみ合っていないなという点です。  中期財政計画、これは令和3年の2月に発表されました。これまでの議会質問でも、いつ公表してくれるんですかと、かなり前から僕はずっと求めていたんですが、ようやく2月に出てきました。これは予算編成の指針であるということで、予算編成する前に、この指針を確認して予算編成するはずなんですが、予算編成しながら、どうもこの中期財政計画を同時につくって、最終、帳尻合わせのように発表をされています。  この点が非常に不可解であると指摘をしておきつつ、中期財政計画の中身ですけれども、「本市においては、新型コロナウイルス感染症の影響により、本市の市税収入等が大幅な減収となる中、社会保障関係経費の増加や、彦根市スポーツ・文化交流センター整備事業などの投資的事業等に加えて、新型コロナウイルス感染症対策も実施していかなければならず、今後の財政運営は一層厳しい状況になることが見込まれます」と書いてありますとおり、非常に厳しい財政状況が示されておりまして、財源不足への対応をしなかった場合の収支見通しのところでは、令和4年度から毎年毎年25億円だ、30億円だというお金が足りないということで、何と令和7年度まで、これが累積すると113億円足りないということになってしまいます。  これはあくまでも財源不足への対応をしなかった場合ということで、では、どういう対応をするんだということが書かれてあるわけですけど、歳入については、公有財産の有効活用とかネーミングライツ、広告収入で増やしますとか、ふるさと納税、企業版ふるさと納税をやります、彦根城、彦根城博物館観覧料で収入増加します、これで1,000万円とか5,000万円とか書いていますけど、皆さん、今の状況をご存じである方は、これがいかに現実的ではないかということが分かると思います。  さらに、歳出の方では、一番大きいところでは各年度で25億円から29億円、毎年これを削減すると。「実施予定事業の延伸、中止を含め、事務事業の見直しを行い、経常的経費の縮減を図ります」、要するにサービスを削るということなんですけれども、これをやられようとしている。  こういった中期財政計画が示されているというところであるにもかかわらず、今回の新年度当初予算は過去2番目の規模で約461億円。前年度にするとマイナス4.6%ですが、新型コロナウイルス感染症に加えて相次ぐ大型事業の影響により、市債発行は約55億円、地方債残高、つまり借金の総額においては、これは臨時財政対策債を含みますけれども、1,000億円を超えて1,017億円となる見込みであります。  こうした点から、中期財政計画は指針だと言っておきながら、こういった予算が組まれるということ自体に私は疑問を覚えるというのが1点です。  それから二つ目の理由ですけれども、これは彦根市スポーツ・文化交流センターの建設についての予算、それから、先ほど獅山委員がおっしゃいましたけれども、まだまだ使えるひこね燦ぱれすを砕いてしまうということについて、これまでも令和会として、これについては問題点を度々申し上げてきました。この点についても、やはりこれだけ財政状況が厳しいという点から、また、中期財政計画で見通しがこんなに大変な状況になっているということであるにもかかわらず、こういった予算が組み込まれていることに反対であります。  さらに、3点目の理由ですけれども、新型コロナウイルス感染症に対する経済対策の事業費を見てみますと、これを僕は非常に少ないなと思いました。今、政府は国民の健康と安全を守り、一日でも早く感染拡大を収束させるとともに、地域経済に及ぼす影響を最小限に食い止める必要があると言っています。また、彦根市においても、長引く新型コロナウイルスの影響を受けて、飲食店やホテル、宿泊業や観光業、地元企業などに多大な、甚大なダメージが、影響が出ております。大幅な収入減による廃業の危機、あるいは従業員を解雇せざるを得ないといった事業者も出てきています。  しかしながら、今回のこの予算では、地域経済対策リフォーム事業として約5,029万円、宿泊促進キャンペーンとして約2,597万円ぐらいで、主だった経済対策というのは見込まれていません。私、一般質問でも提案させていただきました、長浜市とか東近江市が行っているようなPayPay、キャッシュレスによる20%オフとか、そういった地域経済対策なんかもぜひ盛り込んでいただきたかったと期待をしていましたが、全くそういうことは載っておりません。あまりにもこれは少な過ぎるのではないかと、しょぼ過ぎるのではないかと思います。滋賀県内の他市町に比べても、十分な経済対策が取れているのかどうなのか疑問であります。  以上、大きく三つの観点から、議案第2号令和3年度彦根市一般会計予算について反対といたします。 289 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに討論はございませんか。  黒澤委員。 290 ◯委員(黒澤茂樹君)   議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算に賛成の立場から討論をいたします。  私は、予算常任委員会の前に、感染症対策に気をつけながら各部局の方を回らせていただきました。事前に回らせていただいて、細かいことをこの場で聞かなくてもいいように、表現であるとか、事業の内容とかを事前にお尋ねさせていただきました。  その中で、厳しい財政状況であるということで、また、枠配分という予算査定方式の中で、各部局においては何とかもう少し拡充とか充実したい、そういった事業、また新たな新規事業もあったと思いますけれども、総額が決まっておりますので、いろいろ工夫して予算を立てていただいたと思います。  査定方式は別としまして、全体としましては、厳しい見方をしましたら、確かに彦根ならではというところが光っているような事業というのはありません。また、個別に見れば、事業効果とか必要性には少し疑問もある事業もあると思いますけれども、大切なことは、細部にこだわり過ぎて全体を見誤ってはいけないということだと思います。  つまり、この新型コロナウイルス禍の中で市民の生命を守るということ、これが今回の予算の一番の目的ではないかと私は思っています。今、北川委員からもいろんなお話がありましたけど、事業効果については波及効果というものもありますので、単に予算を投入しただけの金額ではないと私は思っています。また、修正案を出すことなく、ただ単に反対するだけでは議会としても市民に対する責任が果たせないのではないでしょうか。  最後に、事業執行の際には、各委員の方からいろいろご意見やご要望もありました。そういったことも考慮され、加えて、再度その事業の効果、効率についても精査して、知恵を出して執行していただければと考えております。  そういった考え方から、予算案については賛成したいと思っています。予算常任委員の皆さんのご賛同をお願いいたします。  以上です。 291 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに討論はございませんか。  小川委員。 292 ◯委員(小川隆史君)   それでは、私も議案第2号彦根市一般会計予算に賛成の立場で討論をいたします。  予算の執行が一部のものに対してのみ執行されることに意見を述べましたが、実施方法等を検討するとされましたので、本予算について前向きに考えております。  予算は、扶助費であるとか整備費等、経常的な経費の占める割合が大きくなれば、その予算は硬直化をしていきます。投資的な事業の変動のためには大きなスクラップ・アンド・ビルドが必要であると考えます。特に本年はスクラップ事業が少なく、問題ではあると思いますが、その中にあって、特に幼児であるとか障害等の福祉的施策については、市民サービス向上を職員自らが真摯に考えて、まず職員として今何ができるのか、何をすべきか等、事業の検討を行って、その意味からは、職員の頑張りが見えた予算ではないかなと思っております。  このような厳しい予算編成の中、工夫を行って積極的、前向きな事業を多く展開しているところというのは非常に評価できる部分ではないかなと私は思っております。今後の積極的な予算執行であるとか、創意工夫を念頭に置いた事業展開を期待していることから、私は本予算について賛成をしたいと思いますので、関係各位の賛同をよろしくお願いしたいと思います。 293 ◯委員長馬場和子さん)   ほかに討論はございませんか。    (「なし」と呼ぶ者あり) 294 ◯委員長馬場和子さん)   なければ、議案第1号から議案第10号までに対する討論はこれにて終了いたします。  以上をもちまして、本委員会に付託されました全議案に対する質疑および討論を終了いたします。  ただいまから採決を行います。  最初に、議案第1号専決処分につき承認を求めることについて(令和2年度(2020年度)彦根市一般会計補正予算(第12号))は、原案のとおり承認すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 295 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認め、よって、議案第1号は原案のとおり承認すべきものと決しました。  次に、議案第2号令和3年度(2021年度)彦根市一般会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がございますので、起立により採決をいたします。  議案第2号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 296 ◯委員長馬場和子さん)   ご着席ください。  起立多数であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第3号令和3年度(2021年度)彦根市国民健康保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がございますので、起立により採決をいたします。  議案第3号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 297 ◯委員長馬場和子さん)   ご着席ください。  起立多数であります。よって、議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第4号令和3年度(2021年度)彦根市休日急病診療所事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 298 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第5号令和3年度(2021年度)彦根市農業集落排水事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 299 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第6号令和3年度(2021年度)彦根市介護保険事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議がございますので、起立により採決をいたします。  議案第6号は、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方々の起立を求めます。    (賛成者起立) 300 ◯委員長馬場和子さん)   ご着席ください。  起立多数であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第7号令和3年度(2021年度)彦根市後期高齢者医療事業特別会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 301 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第8号令和3年度(2021年度)彦根市病院事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 302 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第9号令和3年度(2021年度)彦根市水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 303 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、議案第10号令和3年度(2021年度)彦根市下水道事業会計予算は、原案のとおり可決すべきものと決することにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 304 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  これにて、本委員会に付託されました案件の審査を終了いたします。  お諮りいたします。  本委員会の審査結果報告書等の案文につきましては、委員長にご一任願いたいと存じますが、これにご異議はございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) 305 ◯委員長馬場和子さん)   ご異議なしと認め、そのように取り計らいます。  以上で全て終了いたしましたが、皆様方には、3日間にわたりまして慎重かつ熱心なご審査を賜り、また、円滑な委員会運営にご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。  以上をもちまして、予算常任委員会を閉じます。  お疲れさまでございました。                                 午後2時39分散会
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